診療放射線技師国家試験問題
午後:放射線生物学、放射線物理学、電気電子工学、画像工学エックス線撮影技術学、放射線計測学、放射線管理学
問題 1. 誤っている組合せはどれか。 1. 放射能 −−−−−− Bq(s^-1) 2. 比放射能 −−−−− Bq/m^3(s^-1・m^-3) 3. 放射化断面積 −−− b(m^2) 4. 放射能濃度 −−−− Bq/ml(s^-1・ml^-1) 5. 半減期 −−−−−− (s) 問題 2. 正しいのはどれか。 a. 13Nはβ-崩壊する。 b. 14Cは-崩壊する。 c. 15Oはβ+崩壊する。 d. 18Fはβ+崩壊する。 e. 68Gaはβ-崩壊する。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 3. 誤っている組合せはどれか。 a. 1H、2H、3H −−−−−− 同位体 b. 4n+2系列 −−−−−−− ウラン系列 c. λB=λA −−−−−−−− 過渡平衡 d. 79Br(d,2n)79Kr −−−− アルファ反応 e. IT −−−−−−−−−− γ線放出 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 4. l87CS、137mBaの崩壊について正しいのはどれか。ただし、崩壊形式は図に示すとおりである。 a. 137Cs1崩壊につき0.662MeVのγ線をl00%放出する。 b. 137Csは陰電子崩壊する。 c. 137mBaは核異性体転移する。 d. 137Csの物理的半減期は30.0日である。 e. 137mBaの物理的半減期は2.55時間である。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 5. 99mTcl0GBqの質量は約何gか。ただし、99mTcの物理的半減期は6時間、アポガドロ数は6 x l0^23とする。 1. 2X10^-ll 2. 2Xl0^-l0 3. 5x l0^-9 4. 5x l0^-8 5. 2x 10^-7 問題 6. 放射能測定用個体試料調製法について、誤っているのはどれか。 1. 蒸発法 2. 電着法 3. 沈殿濾過法 4. 遠心沈殿法 5. イオン交換法 問題 7. 放射性同位元素の分離法について関連のある組合せはどれか。 a. 共沈法 −−−−−−−− 捕集剤 b. ラジオコロイド法 −−− 極微濃度 c. 溶媒抽出法 −−−−−− 分配係数 d. 電気化学的分難法 −−− イオン化傾向 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 8. 放射性同位元素の分離操作について正しいのはどれか。 a. 担体(狭義)を加えると比放射能は低下する♭ b. 捕集剤を加えると比放射能は上昇する。 c. スカペンジャを加えても比放射能は変わらない。 d. 保持担体を加えても比放射能は変わらなない。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 9. 非放射性物質の定量に放射性試薬を用いるのはどれか。 1. 放射分析 2. 放射化分析 3. 同位体交換 4. 放射化学分析 5. 放射線分解 問題 10. 放射化分析について正しいのはどれか。 a. 微量分析ができる。 b. 放射化後の試薬の混入は影響しない。 c. 精度が非常に高い。 d. 目的核種だけが放射化される。 e. 実験室内で簡単にできる。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 放射線機器工学、最初に戻る 問題 11. 図は回転陽極エックス線管の構造を示している。正しいのはどれか。 a. ターゲット b. 焦点面 c. 陽極回転子 d. フィラメント及び集極電極 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 12. コンデンサ式エックス線装置で、80kV、l0mAsの撮影を行った。撮影終了時に管電圧計が70kVを示していた。この装置に用いられている高圧コンデンサ容量はどれか。 1. 0.5μF 2. 1.0μF 3. 1.5μF 4. 2.0μF 5. 2.5μF 問題 13. エックス線発生装置における整流器(整流管)の数で正しい組合せはどれか。 a. 単相全波整流回路 −−−−− 4個 b. 三相6ピーク整流回路 −−−− 3個 c. コンデンサ式装置 −−−−− 2個 d. 三相l2ピーク整流回路 −−− l2個 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 14. エックス線管のヒートユニット計算式で正しいのはどれか。ただし、V:管電圧、i=管電流、t=通電時間とする。 a. 三相全波整流回路 1.35 x V x i x t b. 自己整流回路 1/√2 x V x i x t c. 定電圧回路 1.41 x V x i x t d. 単相全波整流回路 V x i x t 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 15. エックス線管の短時間許容負荷を大きくする方法で正しいのはどれか。 a. 陽極の回転速度を上げる。 b. 管連圧の脈動率を小さくする。 c. 焦点面積を大きくする。 d. ターゲット角度を小さくする。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 16. 関連のある組合せはどれか。 a. タンデムレンズ −−−−−−−−−− シネカメラ b. エックス線テレビジョンカメラ −−− 光学絞り c. イメージイン・イテンシファイア −− 電子レンズ d. イメージングプレート −−−−−−− レーザーピーム 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 17. エックス線CTの空間分解能に関係のないのはどれか。 1. スライス幅 2. エックス線線量 3. データ収集速度 4. エックス線管焦点サイズ 5. サンプリング間隔 問題 18. エックス線CTについて誤っているのはどれか。 1. μtを組織の線減弱係数、μwを水の線減弱係数、Kを定数とするとき、CT値はK・(μt/μw)で表される。 2. 熱容量の大きいエックス線管を必要とする。 3. 検出器には固体シンチレータやXe電離箱などが用いられる。 4. エックス線写真に比ベ、コントラスト分解能が優れている。 5. アーチファクトが再構成画像に現れることがある。 問題 19. イメージングプレート式CRについて正しいのはどれか。 a. 未撮影のイメージングプレートのカセッテへの装填は明室でできる。 b. 画像間の減算はできるが加算はできない。 c. 階調処理によりラチチュードを変化させることができる。 d. 周波数処理により特定の空間周波数領域を強調できる。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 20. 図はイメ−ジインテンシファイアの構造を示している。誤っているのはどれか。 a. 入力螢光面 b. 光電陰極 c. 陽極 d. フォーカス電極 e. 出力螢光面 1.a、b 2 a、 3. b、4. c、d 5 d、 問題 21. 光センサーとして利用されるのはどれか。 a. ストレンゲージ b. CCD(電荷結合素子) c. 光電子増倍管 d.CdSセル e. サー ミスタ 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 22. アンガー形シンチレーションカメラについて正しいのはどれか。 1. 検出器には効率を良くするためにコリメータに光電子増倍管が直接取り付けられている。 2. エネルギー選別には、マルチチャネル波高分析器が主に用いられ、シングルチャネル波高分析器は用いられていない。 3. 光電子増倍管の出力は位置演算回路に加えられる。 4. 動態イメージングのための連続撮像装置は、まだ実用化されていない。 5. 感度はコリメータ効率とイメージ検出器の検出効率の積の平方根で表される。 問題 23. 関連のない組合せはどれか。 1. 第3種接地 −−−−−−−−− 接地抵抗200Ω以下 2. サイリスタ −−−−−−−− シリコン制御整流素子 3. ビジコン −−−−−−−−− 撮像管 4. スタビライザー −−−−−− 電源安定化装置 5. エックス線テレビジョン −− イメージインテンシファイア 問題 24. ポジトロンCTについて誤っているのはどれか。 1. 陽電子の消滅放射線を同時計測する。 2. 検出器には検出効率の高いシンチレータが使用される。 3. 検出器のリング数を複数にして同時多層断層像を得ることができる。 4. 空間分解能を高めるために各種のコリメータを使用する。 5. 消滅放射線の飛行時間を利用して分解能を高めることができる。 問題 25. リニアックについて誤っているのはどれか。 a. 進行波形は定在波形に比べ加速エネルギーの範囲が広く選択できる。 b. 電子銃にはフィラメントを直接加熱する直熱形もある。 c. 加速管の長さは定在波形に比べ進行波形の方が短い。 d.マイクロ波発振管にはクライストロンとサィラトロンとが主に用いられる。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 26. MRI装置に用いられないのはどれか。 1. 励起コイル 2. 反射コイル 3. 静磁場コイル 4. 受信コイル 5. 傾斜磁場コィル 問題 27. MRIについて正しいのはどれか。 a. 眼の検査には表面コイルが適している。 b. 息者の体動はアーチファクトとならない。 c. スライス厚が薄くなるとS/Nは低下する。 d.断層面の選択は傾斜磁場のかけ方で決まる。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 28. DSA装置について正しいのはどれか。 a. エックス線管は小焦点で大熱容量のものが要求される。 b. 金属窓をもつイメージインテンシファイアを使用すると、解像力は向上するが感度は低下する。 c. システム全体のS/Nは濃度分解能にも空間分解能にも関係する。 d.エネルギー差分法には管電圧の高速切替えが必要である。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 29. 放射線外部照射設備に関係のないのはどれか。 1. ピンアンドアーク 2. オボイド 3. フラットニングフィルタ 4. シャドープロック 5. ボーラス 問題 30. インバータ方式エックス線装置について正しいのはどれか。 a. 変圧器の鉄心にアモルファスを用いている。 b. 電流可変形と局波数可変形とがある。 c. 電源は単相または三相電源でよい。 d.原理は直流を交流に変える一種の変換器と考えられる。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 放射線写真学、最初に戻る 問題 31. 正しいのはどれか。 a. AgFは水に溶ける。 b. ハロゲン化銀の感度はAgCl>AgBr>AgIの順である。 c. 高感度乳剤にはAgBrに5%程度のAgClを混入する。 d.希土類増感紙にはレギュラー系のフイルムを使用する。 e.デュープフイルムは、光量を増すほど写真濃度が低下する。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 32. 図のような特性をもつフイルムで点Aの露光量を4倍にすると、写真濃度が最も近くなる値はどれか。 1. 0.5 2. 1.0 3. 2.0 4. 2.5 5. 3.0 問題 33. イメージングプレート(CR用)について誤っているのはどれか。 a. ダイナミックレンジが広い。 b. 蛍光体としてBaFX:Eu2+(X=Br,I)が使用される。 c. フィルムと同じ特性曲線をもつ。 d. クロスオーバー効果がある。 e. 光によるフエーディングがある。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 34. 正しい組み合わせはどれか。 a. メトール----------------急性現像剤 b. ハイドロキノン----------緩性現像剤 c. 無水亜硫酸ナトリウム----現像促進剤 d. 炭酸ナトリウム----------酸化防止剤 e. 臭化カリウム------------現像抑制剤 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 35. エックス線フィルム用自動現像機について正しいのはどれか。 a. 現像用補充液は一般に臭化カリウムを含まない。 b. スタータには抑制剤が含まれない。 c. 現像液のpHは8.0程度である。 d. 定着用補充量が不足すると硬膜性が劣化する。 e. 補充量決定因子の一つに写真濃度がある。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 放射性同位元素検査技術学、最初に戻る 問題 36. シンチレーションカメラの性能試験について誤っている組み合わせはどれか。 1. 解像度 ------ 線状線源 2. 画像歪 ------ 格子状鉛スリット 3. 均一性 ------ 十字状チャート 4. 有効視野 ---- 平行多孔形コリメータ 5. 総合感度 ---- 平板形標準線源 問題 37. 測定装置と核種との組み合わせで正しいのはどれか。 a. SPECT ------------------------------ 201Tl b. PET -------------------------------- 14C c. ウエル形シンチレーションカウンタ -- 125I d. 液体シンチレーションカウンタ--------- 3H 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 38. 画像診断に使用されるのはどれか。 a. GMカウンタ b. オートフルオロスコープ c. SPECT d. ポケットチエンバ e. 液体シンチレーションカウンタ 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 39. 放射性医薬品について正しいのはどれか。 a. 核種の半減期を過ぎると使用できない。 b. 薬理作用に従って分布する。 c. 熱処理後に投与する。 d. 体内投与に当たって生物学的半減期を重視する。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 40. シンチグラフィ用放射性医薬品の条件として望ましいのはどれか。 a. γ線のエネルギーが100〜200keV b. 半減期が2〜3日以内 c. 高い比放射能 d. 無担体 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 41. 診療に用いるγ線のエネルギーが100keV以下の核種はどれか。 a. 51Cr b. 99mTc c. 125I d. 133Xe e. 81mKr 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 42. β線を放出する核種はどれか。 a. 133Xe b. 131I c. 123I d. 201Tl e. 14C 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 43. in vitro 検査に使用される核種はどれか。 a. 123I b. 131I c. 60Co d. 59Fe e. 125I 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 44. ラジオイムノアッセイについて誤っているのはどれか。 1. 免疫活性を測定している。 2. 抗原を放射性同位元素で標識する。 3. B(bound) と F(free)との分離を行う。 4. 液体シンチレーションカウンタがよく使用される。 5. 試験管固相法では遠心分離器が不要である。 問題 45. 採血を必要とする検査はどれか。 a. シリングテスト b. 赤血球寿命測定 c. 鉄代謝測定 d. 甲状腺ヨード摂取率測定 e. 左心室駆出率測定 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 46. 放射性医薬品の投与から撮像までの時間の正しい組合せはどれか。 a. 腫瘍シンチグラフィ(67Gaクエン酸塩) ---------- 2〜3日 b. 副腎シンチグラフィ(131I-アドステロール)------ 7日 c. 骨髄シンチグラフィ(111In塩化インジウム)------ 3〜6時間 d. 肺血流シンチグラフィ(99mTc-MAA)-------------- 2〜3時間 e. 骨シンチグラフィ(99mTc-MDP)------------------ 2〜3時間 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 47. 133Xe換気シンチグラフィ、99mTc-MAA肺血流シンチグラフィ、67Gaクエン 酸塩腫瘍シンチグラフィの三つを効率的に行う検査順序はどれか。 1. 133Xe ------------ 67Gaクエン酸塩------ 99mTc-MAA 2. 133Xe ------------ 99mTc-MAA ---------- 67Gaクエン酸塩 3. 99mTc-MAA -------- 133Xe -------------- 67Gaクエン酸塩 4. 67Gaクエン酸塩---- 133Xe -------------- 99mTc-MAA 5. 67Gaクエン酸塩---- 99mTc-MAA ---------- 133Xe 問題 48. 投与方法で誤っているのはどれか。 1. 81mKr ガス吸入による肺換気シンチグラフィ 2. 111In-DTPA 静脈注射による脳槽シンチグラフィ 3. Na123I 経口投与による甲状腺シンチグラフィ 4. 99mTc-MAA 仰臥位静脈注射による肺血流シンチグラフィ 5. 99mTc-MDP 静脈注射による骨シンチグラフィ 問題 49. 体内投与後尿中に多く排泄されるのはどれか。 a. 99mTc-DTPA b. 99mTc-MAA c. 67Gaクエン酸塩 d. 131I-馬尿酸ナトリウム e. 111In-DTPA 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 50. Na131I カプセル2個を服用24時間後に下記の測定結果を得た。24時間甲状腺摂取率として正しいのはどれか。 頚部ファントムに入れた Na131I カプセル1個のカウント : 12530/ 1分 頚部ファントムだけのカウント : 600/20分 患者頚部のカウント : 10300/ 2分 患者大腿部のカウント : 1500/10分 1. 10% 2. 20% 3. 30% 4. 40% 5. 50% 問題 51. 核医学検査と使用放射性医薬品およびその原理の組合せで誤っているのは どれか。 a. 肺シンチグラフィ ----- 99mTc-MAA ------------ 貧食作用 b. 循環血液量測定 ------- 131I-HSA -------------- 希釈法 c. 甲状腺シンチグラフィ - Na123I ---------------- ホルモン合成 d. 脾シンチグラフィ ----- 99mTc-熱処理赤血球 ---- 捕捉処理能 e. 肝シンチグラフィ ----- 99mTc-フチン酸 -------- 微小栓塞 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 52. 関連の深い組合せはどれか。 a. 脳局所血流シンチグラフィ ---- 99mTc過テクネチウム酸ナトリウム b. 副甲状腺シンチグラフィ ------ 201Tl塩化タリウム c. 心筋シンチグラフィ ---------- 99mTc-ピロリン酸 d. 副腎シンチグラフィ ---------- 131I-MIBG e. 腎シンチグラフィ------------- 99mTc-PMT 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 53. 関連の深い組合せはどれか。 a. シリングテスト ---------- 57Co-シアノコバラミン b. IRMA による CEA 測定 ---- 125I-標識抗 CEA 抗体 c. 赤血球寿命測定 ---------- 99mTc-標識赤血球 d. CPBA による T4 測定 ---- 125I-標識抗 T4 抗体 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 54. シンチグラフィで病巣部が陰性描画される組合せはどれか。 a. 脳梗塞 -------- 123I-IMP b. 肺癌 ---------- 67Gaクエン酸塩 c. 心筋梗塞 ------ 201Tl 塩化タリウム d. 肝癌 ---------- 99mTc-スズコロイド 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 55. 核医学検査による副作用は一般に少ないが、副作用事例報告が比較的多い のはどれか。 a. 201Tl 塩化タリウム b. 99mTc-MDP c. 99mTc-DTPA d. 131I-馬尿酸ナトリウム e. 131I-アドステロール 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 放射線治療技術学、最初に戻る 問題 56. 良性疾患で放射線治療が行われる可能性があるのはどれか。 a. 脳腫瘍 b. 翼状片 c. ケロイド d. 血管腫 e. 大腸ポリープ 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 57. 放射線治療が第一選択となるのはどれか a. 乳 癌 b. 胃 癌 c. 上咽頭癌 d. 松果体腫瘍 e. 骨肉腫 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 58. 放射線治療時の照準で関係のないのはどれは。 a. 皮膚マーク b. リニアックグラフィ c. 体位固定用シエル d. ウエッジフィルタ 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 59. 照射野整形用具として正しいのはどれか。 a. 照射筒 b. ボーラス c. シャドートレイ d. 金属ブロック 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 60. テレコバルト60γ線治療について誤っているのはどれか。 a. ビルドアップのピーク深は約2cmである。 b. 減衰があるため1年1回線量率を変えて照射線量を計算する。 c. 線源を交換する必要がある。 d. 深部量百分率は4MVリニアックエックス線にほぼ近い。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 61. リニアックについて誤っているのはどれか 1. エネルギーの変換は不能である。 2. 出力線量はコバルト60遠隔治療装置より大きい。 3. 半影はコバルト60遠隔治療装置より小さい。 4. 加速にマイクロ波を用いる。 5. 10MeV以上のエネルギーが得られる。 問題 62. 外部照射の等線量分布計算に用いられる補正法で正しいのはどれか。 a. 不均質の補正 b. 気温と気圧の補正 c. ウエッジフィルタの補正 d. 斜入射の補正 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 63. 適切な組合せはどれか。 a. 電子線照射----------------肺 癌 b. 腔内照射------------------食道癌 c. 熱中性子捕獲療法----------脳腫瘍 d. アフターローディング法----子宮頚癌 e. 組織内照射----------------肝 癌 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 64. 関連の深い組合せはどれか。 a. 術中(開創)照射法--------膵 癌 b. 切線照射法--------------乳 癌 c. 腔内照射法--------------上顎癌 d. マントル照射法----------悪性リンパ腫 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 65. 高エネルギー電子線治療について誤っているのはどれか。 a. 骨の存在による深部線量の減少は無視できる。 b. ビルドアップのピーク深は、エネルギーに関係なく一定である。 c. 線量分布はエネルギーが一定でもスキャッタリングホイルの材質や厚さによって変化する。 d. 吸収線量変換係数は表面から深部になるにつれて大きくなる。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 66. 高エネルギー電子線の照射に用いられるのはどれか。 a. バックアップモニタ b. 照射筒 c. 補償フィルタ d. サイドポインター e. フラットニングフィルタ 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 67. 高エネルギー電子線を発生させる装置はどれか。 a. コバルト60遠隔治療装置 b. セシウム137遠隔治療装置 c. ベータトロン d. リニアック e. サイクロトロン 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 68. 図の等線量曲線で誤っているのはどれか。 1. 200kVエックス線 2. 6MVエックス線 3. 26MeV電子線 4. 187MeV陽子線 5. 楔形フィルタを用いたテレコバルト60γ線 問題 69. 校正点の吸収線量Dcから基準点吸収線量Drを求める式で正しいのはどれか。ただし、PDDc(A0)、TPRc(A)は照射野A0、Aのときの、校正点の深,部量百分率および組織ピーク線量比である。 1. Dr(A)=Dc(A)・TPRc(A) 2. Dr(A)=100・Dc(A)/TPRc(A) 3. Dr(A)=Dc(A)/100・TPRc(A) 4. Dr(A0)=100・Dc(A0)/PDDc(A0) 5. Dr(A0)=Dc(A0)・PDD(A0)/100 問題 70. 密封小線源治療に用いられる核種で永久刺入に使用されるのはどれか。 a. 192Ir b. 198Au c. 125I d. 137Cs 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 71. 密封小線源治療について正しいのはどれか。 a. 252Cf管による治療において、中性子線とγ線による治療効果 は同じである。 b. 198Auグレインの治療効果は主としてα線によるものである。 c. 子宮頚癌治療に置いて、A点は骨盤壁、B点は原発巣に対するそれぞれの線量の指標となる位置をいう。 d. 137Csは半減期が60Coより長く、γ線エネルギーが226Raより低い点で密封小線源治療に適している。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 72. 遠隔操作式アフターローディング法について正しいのはどれか。 a. 放射線生物学的な理由により癌治療に適している。 b. 高線量率照射が可能である。 c. 術者の被爆を避けることができる。 d. アプリケータを必要としない。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 73. 骨髄移植のための全身照射について正しいのはどれか。 a. 肺の線量を減らすための肺の部位を鉛で遮蔽する。 b. 分割照射も行われている。 c. 全身照射でも脳には照射しない。 d. 照射直後に痙攣が起こる。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 74. 温熱療法について正しいのはどれか。 a. 50C゜で10分間加温する。 b. RF波やマイクロ波が用いられている。 c. 放射線治療と併用することが多い。 d. 通常1回だけ治療する e. 加温温度はマイクロ波で測定する。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 75. 放射線治療に置いて陽子線が高エネルギーエックス線より優れているのはどれか。 1. 線量分布 2. 生物学的効果比 3. 線量率 4. 半価層 5. 照射野の大きさ 要基礎医学大要、最初に戻る 問題 76. 肺門部を構成しないのはどれか。 1. 上大静脈 2. 肺動脈 3. 肺静脈 4. リンパ節 5. 気管支 問題 77. 造影剤について誤っているのはどれか。 1. 油性造影剤はリンパ管造影に使用される。 2. BaSO4は血管造影にも使用される。 3. 水溶性造影剤を血管内に注入するときは体温と同程度に温めた方がよい。 4. 非イオン性造影剤はイオン性のものより副作用が少ない。 5. MRI検査でも造影剤が使用される。 問題 78. 門脈に流入しない静脈はどれか。 a. 脾静脈 b. 上腸間膜静脈 c. 左胃静脈 d.肝静脈 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 79. 正しい組合せはどれか。 a. 頸椎 −−−−− 7椎体 b. 胸椎 −−−−− 12椎体 c. 腰椎 −−−−− 7椎体 d.仙骨 −−−−− 6椎体 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 80. 側臥位正面写真(デクビタス撮影)が診断に有用な疾患はどれか。 a. 腹水 b. 胸水 c. 消化管穿孔 d.腸閉塞 e. 膵炎 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 81. 腎について正しいのはどれか。 a. 腎機能不全では尿に排泄される物質の血中蓄積を起こす。 b. 尿細管で水分の再吸収が行われる。 c. ウィルムス腫瘍は小児腎悪性腫瘍である。 d.通常、左腎は右腎より高い位置にある。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 82. 血管について関係のない組合せはどれか。 1.血管壁平滑筋の収縮 −−−−− 副交感神経作用 2. 血圧の上昇 −−−−−−−−− 血管収縮作用 3. 血管(運動)中枢 −−−−−−− 延髄 4. 血管拡張 −−−−−−−−−− 血管(運動)神経麻痒 5. 充血 −−−−−−−−−−−− 血管拡張 問題 83. 呼吸困難を起こす疾患はどれか。 a. 気胸 b. 肺線維症 c. 気管支喘息 d. 肺水腫 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 84. 関係のない組合せはどれか。 1. テストステロン −−−−− 睾丸 2. GH(成長ホルモン) −−−− 下垂体 3. サイロキシン −−−−−− 甲状腺 4. アドレナリン −−−−−− 副腎髄質 5. ACTH −−−−−−−−−− 腎臓 問題 85. ホルモン剤が治療に用いられる疾患はどれか。 a. 乳癌 b. 胃癌 c. 腎癌 d. 子宮頸癌 e. 前立腺癌 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 86. 各動脈とその起始部の高さとの組合せで誤っているのはどれか。 1. 腕頭動脈 −−−−− 第3胸椎 2. 腹腔動脈 −−−−− 第1腰椎 3. 腎動脈 −−−−−− 第2腰椎 4. 上腸間膜動脈 −−− 第3腰椎 5. 総腸骨動脈 −−−− 第4腰椎 問題 87. ワクチンで予防し得る疾息はどれか。 a. 天然痘 b. 白血病 c. 梅毒 d. B型肝炎 e. 風疹 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 88. 正しいのはどれか。 a. 食道は気管の前にある。 b. 胸腺は気管の前にある。 c. 胃は膵の前にある。 d. 門脈は下大静脈の前にある。 e. 腹部大動脈は腹腔動脈の前にある。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 89. 健常人の右半身に存在するのはどれか。 a. 上大静脈 b. 門脈本幹 c. 腹部大動脈 d. 脾臓 e.十二指腸下行脚 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 90. 誤っているのはどれか。 1. 脊柱は頸部と腰部では前弯位、胸部では後弯位である。 2. 腎は自らを固定する靱帯を有しないので下垂や遊走を起こす。 3. ケルクリングひだは小腸や大腸にみられる縦走または輪状のひだである。 4. 食道は第6頸椎から第1l胸椎に至る約25cmの管状器官である。 5. 閉鎖孔は寛骨の下方で坐骨と恥骨に囲まれた部である。 問題 91. 逆行性造影が行われないのはどれか。 1. 大腸造影 2. 腎盂(尿路)造影 3. 経内視鏡的膵胆管造影 4. リンパ管造影 5. 子宮卵管造影 問題 92. 後腹膜腔にないのはどれか。 1. 膵 2. 副腎 3. 十二指腸 4. 横行結腸 5. 下大静脈 問題 93. 正しい組合せはどれか。 a. 腎移植一一〓−− ・免疫抑制剤投与 b. 腎血管性高血圧・ ・腎動脈拡張術 c. 慢性腎不全一一 血液透析 d. 腎結石一一一〓一一 衝撃波破砕 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 94. 頭部単純エックス線CTで高吸収域を示すのはどれか。 1.水頭症 2. 脳浮腫 3. 脳膿瘍 4. 脳出血 5. 脳梗塞 問題 95. 縦隔に含まれるのはどれか。 a. 大動脈弓 b. 上大静脈 c. 鎖骨下動脈 d.奇静脈 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて
第42回 放射線技師国家試験,午後
午前に戻る。
放射線生物学、最初に戻る問題 1. 誤っているものはどれか。 a. 酸素は腫瘍細胞の放射線感受性を高める。 b. 正常組織由来細胞の放射線感受性は酸素の影響を受ける。 c. エックス線のOERは2〜3である。 d. α線のOERは2である。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 2. 哺乳動物細胞での線量生存率曲線について誤っているのはどれか。 1. D0は1〜2Gyである。 2. Dqは細胞の照射後の回復能力を示す。 3. 細胞の増殖能はコロニー法などで調べる。 4. nは20以上である。 5. 放射線感受性が変わればD0が変わる。 問題 3. 陽子線の性質で正しいのはどれか。 a. OERは低LET放射線に比べ大きい。 b. エネルギーが高いと深部にも到達する。 c. ブラッグピークのRBEは1に近い。 d. 細胞の放射線損傷からの回復は低LET放射線に比べて大きい。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 4. 放射線治療期間中に見られる障害はどれか。 a. リンパ球減少 b. 白内障 c. 放射線腎炎 d. 放射線口内炎 e. 脱毛 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 5. 放射線感受性が最も高いのはどれか。 1. 小腸粘膜細胞 2. リンパ球 3. 皮膚基底細胞 4. 軟骨細胞 5. 赤血球 問題 6. 正しい組み合わせはどれか。 a. 遺伝的障害-----確率的障害 b. 脱毛 --------確定的障害 c. 骨髄障害 ------確率的障害 d. 染色体異常-----確定的障害 e. 下痢 --------確率的障害 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 7. 放射線による遺伝的影響で正しいのはどれか。 a. 低線量率での突然変異率の倍加線量は0.1〜2.0Svと計算されている。 b. 遺伝子突然変異は優性でも劣性でも起こりうる。 c. 突然変異の発生率は線量に依存する。 d. 染色体異常は光学顕微鏡下にて検出できる。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 8. 被曝時期と障害の組み合わせで正しいのはどれか。 a. 着床前期 -------奇形 b. 器官形成期------貧血 c. 器官形成期------小頭症 d. 胎児期 --------新生児死亡 e. 胎児期 --------発癌 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 9. 放射線障害について正しいのはどれか。 a. 胎児より乳幼児の方が障害が大きい。 b. 晩発性障害は被曝後10年以内に起こらない。 c. 線量率が高ければ障害が大きい。 d. 放射線宿酔は放射線照射期間中に発生する。 e. 奇形の発生にはしきい値がない。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 10. 実効線量当量限度について正しいのはどれか。 a. 白血病誘発を指標にして設定してある。 b. 放射線業務従事者よりも公衆の値は大きい。 c. 自然放射線に係わる線量当量の約2倍である。 d. 医療被曝は除外して計算する。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 放射線物理学、最初に戻る 問題 11. 光子と物質との相互作用で正しいものはどれか。 a. 干渉性散乱(トムソン散乱、レーリー散乱)は減弱に寄与する。 b. 光電効果は物質の原子番号が低いほど起こりやすい。 c. 非干渉性散乱(コンプトン効果)による減弱は散乱過程のみによる。 d. 電子対生成は1. 022MeV以上で起こり、その断面積はエネルギーの増加と共に大きくなる。 e.(γ、n)反応は、しきいエネルギーがある。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 12. 正しいのはどれか。 a. 入射光子とコンプトン散乱光子とのエネルギーの差は入射光子のエネルギーに依存しない。 b. コンプトン減弱係数は原子番号に比例する。 c. コンプトン反跳電子のエネルギー分布は連続である。 d. コンプトン反跳電子と散乱光子の平均エネルギーは等しい。 e.コンプトン効果はK殻電子では起こらない。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 13. エックス線の発生について正しいのはどれか。 a. 連続エックス線の最短波長はターゲットの原子番号によって決まる。 b. エックス線は主に制動放射によって発生し、そのエネルギーは線スペクトルを示す。 c. 特性エックス線のエネルギーは管電圧に依存する。 d. 特性エックス線の放出確率はKα線の方がKβ線より大きい。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 14. 図は原子における電子のエネルギー準位を示す。K殻に電子の空位が生じた場合に放出される特性エックス線a、b、cの組合せで適切なのはどれか。 a b c 1. Lα−−−Kα−−−Kβ 2. Lα−−−Kβ−−−Kα 3. Kα−−−Kβ−−−Lα 4. Kα−−−Lα−−−Kβ 5. Kβ−−−Kα−−−Lα 問題 15. エックス線の発生効率に影響を及ぼす因子はどれか。 a. 管電圧 b. 管電流 c. フィラメントの温度 d. ターゲットの温度 e.ターゲット物質 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 16. エックス線の線質を知るための半価層の測定で正しいのはどれか。 a. 減弱曲線は照射線量で測定する。 b. 実際に使用する照射野で測定する。 c. 半価層(m)と実効線減弱係数(m-1)の積は2の常用対数に等しいとする。 d. 制動エックス線については第1半価層は第2半価層より小さい。 e.特性エックス線の均質係数(均等度)はほぼ1である。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 17. 電子と物質の相互作用で誤っているのはどれか。 a. 制動放射の発生は主に外殻電子とのクーロン相互作用に起因する。 b. 数MeV以上での質量衝突阻止能は、同じ物質に対しては密度が大きいほど大きい。 c. エネルギーの衝突損失に対する放射損失の割合はエネルギーの増加と共に小さくなる。 d. エネルギーの衝突損失に対する放射損失の割合は物質の原子番号が大きいほど大きい。 e.チエレンコフ効果は物質中での速度が光速を越えると起こる。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 18. 原子核について正しいのはどれか。 a. 同中性子核は中性子数が等しく陽子数が異なる。 b. 同重体は原子番号が異なり質量数が等しい。 c. 同位体は陽子数が等しく中性子数が異なる。 d. 核異性体は原子番号、質量数が共に等しい。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 19. エックス線とγ線とを区別する因子はどれか。 1. エネルギースペクトル 2. 磁場との相互作用 3. 発生機構 4. 最大エネルギー 5. 磁場との相互作用 問題 20. 1個のu(質量数238、原子番号92)がPb(質量数206、原子番号82)になるまでに行うα及びβ崩壊の回数で正しい組み合わせはどれか。 α崩壊 β崩壊 1. 8 ---------- 6 2. 8 ---------- 7 3. 7 ---------- 8 4. 6 ---------- 7 5. 6 ---------- 8 問題 21. M kgの放射性同位元素合A_Z Xの放射能がR Bqであった。この同位元素の半減期は何秒か。ただし、NAをアボガドロ数(mol^-1)とする。 1.(1/loge2)・(M ・ N / R ・ A) x 10^3 2. loge2・(R ・ NA / M ・ A) x 10^-3 3. loge2・(R ・ A / M ・ NA) x 10^-3 4. loge2・(M ・ NA / R ・ A) x 10^3 5. (1/loge2)・(A ・ NA / M ・ R) x 10^-3 問題 22. 60Coの崩壊図を示す。□に入る語句で誤っているのはどれか。 a. 5.27y b. β- c. β- d.0.13MeV c. 駅Ni d、59_28Ni 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 23. 核反応断面積について正しいのはどれか。 a. 単位はm^2である。 b. 入射粒子のエネルギー関数である。 c. 1個の入射粒子が単位面積内の原子核と核反応を起こす確率である。 d. 入射粒子の種類に依存しない。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 24. 線エネルギースペクトルを示すのはどれか。 a. β線 b. 内部転換電子 c. 消滅放射線 d. オージエ電子 e.ニュートリノ 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 25. 核磁気共鳴において正しいのはどれか。 a. 生体に静磁場を与えると巨視的磁化が生じる。 b. 全ての原子核は磁気モーメントを持っている。 c. 磁気モーメントの歳差運動の周波数は外部磁場の大きさに比例する。 d. 磁気モーメントの運動は外部のコイルに励起される信号で観察できる。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 電気電子工学、最初に戻る 問題 26. 電子の性質について正しいのはどれか。 a. 2個の電子は互いに反発し合いクーロンの法則に従った力を受ける。 b. 電界中に置かれた電子は電界に反比例した力を受ける。 c. 物質中を通過する電子の速度は同じ物質を通過する光の速度を超えない。 d. 電子は一定の磁束密度の空間では円運動をする。 e. 電流は電子の移動速度に比例する。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 27. 図の回路において電圧計の読みは10V、電流計の読みは1mAであった。抵抗Rは何kΩか。ただし、 電圧計の内部抵抗はl00kΩとする。 1. 8.1 2. 9.1 3. 10.1 4. 11.1 5. 12.1 問題 28. 図の測定回路のab端子間に電流を流すと、電流計(内部抵抗9Ω)のフルスケールは0.1Aであった。ac端子間では何Aまで計れるか。 1. 0.01 2. 0.099 3. 1 4. 1.99 5. 10 問題 29. 図の抵抗R1、R2、R3の並列回路に電流Iが流れた。抵抗R1を流れる電流I1はどれか。 1. ((R2+R3)/(R1+R2+R3))・I 2. (R1/(R1+R2+R3))・I 3. (R1/(R1R2+R2R3+R3R1))・I 4. (R2R3/(R1R2+R2R3+R3R1))・I 5. (R2R3/(R1+R2+R3))・I 問題 30. 図の回路で、AB間の電圧は何Vか。 1. 2 2. 5 3. 10 4. 12 5. 15 問題 31. 静電容量の異なる2個のコンデンサを直列に接続し直流驚圧を加えた。正しいのはどれか。 a. 合成された静電容量は双方の静電容量の和よりも大きい。 b. 双方のコンデンサにかかる電圧は等しい。 c. 双方のコンデンサに蓄えられるエネルギーは等しい。 d.双方のコンデンサに蓄えられる電荷は等しい。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 32. 交流電流の測定に使用できる指示計器はどれか。 a. 可動鉄片形 b. 電流力計形 c. 整流計 d. 熱電計 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 33. 1.0級、1目盛1mAフルスケールの平等目盛の直流電流計がある。測定値で正しいのはどれか。 a. 100mAと測定したときの誤差は±1mAである。 b. 10mAと測定したときの相対誤差は±1%である。 c. 分流計を入れて500mAとし、100mAと測定したときの相対誤差は±5%となる。 d. 分流計を入れて500mAとし、50mAと測定したときの相対誤差は±5mAとなる。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 34. 正弦波の性質を表す最大値、実効値、波高率、波形率について正しいのはどれか。 最大値 実効値 波高率 波形率 1. (π/√2)・Emean−−(π/2√2)・Emean−− √2 −−− 2√2 2. (√2 π)・Emean−−√2 Emean−−−−− π/√2 −− π/√2 3. (π/2)・Emean−−−(π/2√2)・Emean−− √2 −−− π/2√2 4. (√2 π)・Emean−−(√2/2π)・Emean−− 2√2 −− √2 5. (π/2)・Emean−−−(√2/2π)・Emean−− √2/2 −− π/2√2 問題 35. ある回路の入力電圧と出力電圧とを測定したところ、それぞれ10Vと20Vであった。この回路の増幅度は何dBか。ただし、log2=0.3とする。 1. 0.5 2. 2 3. 3 4. 5 5. 6 問題 36. オシロスコープのX軸、Y軸に交流波を入力し、図のようなリサージュ図形を得た。入力波形の組合せで正しいのはどれか。 X軸 Y軸 1. cosωt −− sinωt 2. sinωt −− cos1/2ωt 3. sinωt −− sin1/2ωt 4. sinωt −− cos2ωt 5. sinωt −− sinωt 問題 37. 対称三相4線回路に平衡負荷を図のように接続した。相電圧は400V、相電流は10Aであった。誤っているのはどれか。 1. Ia=10A 2. Id=1/√3 x l0A 3. Vad=400V 4. Vab=√3 x 400V 5. Vbd=400V 問題 38. 図は増幅器の局波数特性を示す。 正しいのはどれか。 a. 高域遮断局波数はl0^3Hzである。 b. -3dBは電圧比で1/√2倍である。 c. 電圧増幅度60dBとはl0^3倍に相当する。 d.直流の入力信号も増幅できることを示す。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 39. 増幅器に負帰還を施すことにより生じる現象で正しいのはどれか。 a. 系全体の利得が増す。 b. 外乱の影響が少なくなる。 d. 局波数特性が改善される。 e. 歪が増す。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 40. 図の回路のコンデンサは電圧Eに充電されている。スイッチSを2RC秒間閉じた場合、コンデンサの電圧はEの何倍になるか。ただし、コンデンサの静電容量はC(F)、抵抗はR(Ω)、自然対数の底は2.72とする。 1. 0.101 2. 0.135 3. 0.25 4. 0.301 5. 0.368 問題 41. 微分回路はどれか。 1. 2. 3. 4. 5. 問題 42. 図に示す回路と同機能の回路はどれか。 1. 2. 3. 4. 5. 問題 43. 正しいのはどれか。 a. PNPトランジスタのぺースはN形である。 b. 直流電流増幅率(hFE)はトラシジスタの電気的特性を示す特徴的な要素の一つである。c. ツェナーダイオードは定電圧回路に用いられる。 d.PN接合に順方向電圧を加えた場合、電子がN形半導体からP形半導体へ流れる。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 44. 誤っているのはどれか。 1. フリップフロップ(双安定マルチパイプレーク)回路は計数回路に用いられる。 2. 差動増幅器では同相信号に比ぺて逆相信号が抑圧される。 3. コレクタ接地のトランジスタ増幅器を工ミッタホロワという。 4. テレメータには変調および復調回路が用いられている。 5. 電界効果形トランジスク(FET)の中でも、MOS形FETは入力抵抗が大きい。 問題 45. 整流回路に使用される素子はどれか。 a. ツェナーダイオード b. エサキダイオード c. 可変容量ダイオード d. フォトダイオード e. シリコンダイオード 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 画像工学エックス線撮影技術学、最初に戻る 問題 46. 矩形波チャートによるMTFの測定で必要な処理はどれか。 a. 矩形波チャートの撮影 b. ミクロフォトメータによる各空間周波数ごとの濃度分布の測定 c. 特性曲線によるエックス線強度分布変換 d. コルトマン(Coltam)補正 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 47. 通常、空間周波数表示をしないのはどれか。 a. エックス線フィルムの特性曲線 b. ROC c. RMS d. ウィナースペクトル e. MTF 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 48. レスポンス関数に影響する因子で関連の少ないのはどれか。 1. エックス線管焦点 2. 造影剤 3. 増感紙 4. 患者の動き 5. 散乱線 問題 49. エックス線画像の評価で誤っているのはどれか。 a. 解像力(R)は1/3d Lp/mmである。(d:分離不能になった細線の幅) b. RMS粒状度はフィルム濃度のバラツキを標準偏差値で表している。 c. ROC解析は読者間の能力の差を評価することができる。 d. エックス線撮影系のMTF評価では10cycles/mmの特定空間周波数がよく用いられる。 e. 被写体のコントラストが上昇すれば解像力は低下する。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 50. エックス線写真の粒状性向上に役立つのはどれか。 a. 高感度増感紙と低感度フィルムとの組み合わせ b. 低ガンマ(γ)フィルムの使用 c. 低温現像での処理 d. MTFの良い増感紙の使用 e. 撮影管電圧の高電圧化 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 51. エックス線コントラストを高める方法はどれか。 a. 管電圧を低くする。 b. フィルタを厚くする。 c. 焦点を小さくする。 d. 管電流を大きくする。 e. 格子比(グリッド比)の高いグリッドを使用する。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 52. 拡大撮影で、50μmのエックス線管焦点を使用した場合、ボケの許容を0.2mmまでとすると最大拡大率は何倍が限度か。 1. 3 倍 2. 4 倍 3. 5 倍 4. 6 倍 5. 8 倍 問題 53. コンデンサ式間接撮影装置のkV計の指針の振れで誤っているのはどれか。 1. 斜位にすると正面と比較して降下が大きくなる。 2. カメラのピントがずれると降下は小さくなる。 3. 中心線がグリッドに斜入すると降下は大きくなる 4. フォトタイマの濃度目盛りを下げると降下は小さくなる。 5. 撮影距離を離すと降下は大きくなる。 問題 54. 関係の深い組合せはどれか。 1. 近接撮影 ---- 大焦点エックス線管 2. 立体撮影 ---- コンデンサ式エックス線装置 3. 高電圧撮影 ---- 三極エックス線管 4. コンピュータ断層撮影 --- 高感度フィルム 5. 間接撮影 ---- 増感紙 問題 55. 正円孔を描出できる撮影法はどれか。 a. ウォータース(Waters)撮影法 b. タウン(Towne)撮影法 c. 頭蓋側位撮影法 d. 頭蓋軸位撮影法 e. コールドウエル(Caldwell)撮影法 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 56. 関連の少ない組合せはどれか。 a. パノラマ撮影 ----- スリット曝射 b. 多層断層撮影 ----- 被曝の軽減 c. ゼロラジオグラフィ --- セレン板 d. 高電圧撮影 ----- 低格子比(グリッド比)のグリッド 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 57. 撮影部位と体位との組合せで誤っているのはどれか。 a. 第1、第2頚椎正面 --- 開口する。 b. 腰椎正面 ---- 膝を立てる。 c. 股関節正面 ---- 下肢を外旋する。 d. 前腕正面 ---- 背掌位にする。 e. 仙腸関節 ---- 検側を挙上し15〜20゜斜位にする。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 58. 撮影部位と体表指標との組合せで正しいのはどれか。 a. 第5腰椎レベル ---- 上前腸骨棘 b. 第12胸椎レベル ---- 胸骨剣状突起 c. 第3腰椎レベル ---- 肋骨弓(角)下縁 d. 第2〜3胸椎レベル --- 胸骨上窩 e. 第2仙椎レベル ---- 恥骨結合上縁 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 59. 乳房撮影について正しいのはどれか。 a. 頭尾方向および側方向を原則とする。 b. コントラストを向上させるのに圧迫撮影が有効である。 c. 乳癌の石灰影は増感紙のゴミと紛らわしいことがある。 d. 乳管撮影では乳頭部から水溶性ヨード造影剤を注入する。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 60. 正常胸部エックス線像で誤っているのはどれか。 a. P-A像では左心房は左第2弓として描出される。 b. P-A像では左心室は左第3弓として描出される。 c. RAO像ではホルツクネヒト(Holzknecht)腔が描出される。 d. LAO像では大動脈窓が描出される。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 61. 消化管の造影検査に用いられるのはどれか。 a. 陰性造影剤 b. 油性造影剤 c. ヨード系造影剤 d. バリウム造影剤 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 62. 二重造影法の効果が大きいのはどれか。 a. 脳槽撮影 b. 唾液腺撮影 c. 大腸撮影 d. 関節腔撮影 e. 膵管撮影 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 63. 胃-十二指腸の造影検査で誤っているのはどれか。 1. 立位充満像は胃角が最も広く開いて見える位置で撮影する。 2. 前壁粘膜像は背臥位で撮影する。 3. 背臥位二重造影像はローリングなどを行い胃小区レベルまで描出するようにする。 4. 腹臥位充満像は前庭部から球部まで十分にバリウムを充満させて撮影する。 5.十二指腸球部は充満像、圧迫像を撮影する。 問題 64. インターベンショナルアンギオグラフィ(Interventional Angiography)に含まれるのはどれか。 a. 経カテーテル動-静脈栓塞術 b. 経カテーテル血栓溶解術 c. 経カテーテル血管拡張術 d. 経カテーテル薬剤動脈内注入療法 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 65. 内頚動脈撮影で造影されないのはどれか。 1. 後交通動脈 2. 眼動脈 3. 中硬膜動脈 4. 前大脳動脈 5. 中大脳動脈 問題 66. (A)のCT値が(B)のCT値に比べて低い組合せはどれか。 (A) (B) 1. 脳灰白質 ----- 脳白質 2. 骨 ----- 腹水 3. 新鮮な脳内出血 --- 脳梗塞 4. 心臓 ----- 肺臓 5. 脂肪組織 ----- 筋肉 問題 67. 胸部エックス線CTについて正しいのはどれか。 a. 縦隔の血管は造影剤の静注により濃染する。 b. リンパ節腫大は縦隔のウィンドレベルで評価する。 c. 肺野の石灰化は肺実質に比べて高いCT値を示す。 d. 気管の内腔は心臓に比べて低いCT値を示す。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 68. 画像処理で誤っている組合せはどれか。 a. 加重平均 ---- S/Nの改善 b. 高域周波数の増強 ---- 輪郭の強調 c. 階調処理 ---- コントラストの調整 d.スムージング ---- ノイズの増加 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 69. アーチファクトの原因で正しい組合せはどれか。 a. エックス線CT画像 --- 歯牙 b. MRI画像 ---- 金属(磁性体) c. DSA画像 ---- 体動 d. 超音波画像 ---- 空気 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 70. MRIで誤っているのはどれか。 1. 造影剤を用いずに血管像が得られる。 2. 任意の断面像が得られる。 3. 体位はすべて背臥位とする。 4. 表面コイルを用いると感度が高くなり分解能がよくなる。 5. 造影剤を用いて信号強度を高めることができる。 放射線計測学、最初に戻る 問題 71. 検出器と測定する放射線との組合せで正しいのはどれか。 a. 高純度Ge半導体検出器 −−−−− γ線 b. 表面障壁形半導体検出器 −−−− γ線 c. BF3比例計数管 −−−−−−−−− β線 d.液体シンチレーションカウンタ − β線 e. グリッド電離箱 −−−−−−−− β線 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 72. 正しい組合せはどれか。 a. 電離箱 −−−−−−− 電荷の測定 b. フリッケ線量計 −−− 酸化量の測定 c. TLD −−−−−−−− 温度の測定 d.螢光ガラス −−−−− 紫外線の測定 e. 有機シンチレータ −− 着色量の測定 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 73. 関係のある組合せはどれか。 a. 無機シンチレータ −−−−− NaI(Tl) b. プラスチックシンチレータ − BGO c. 有機シンチレータ −−−−− アントラセン d. 液体シンチレータ −−−−− PPO 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 74. 放射能の絶対測定が可能なのはどれか。 a. ウエル形シンチレーションカウンタ b. β−γ同時計数法 c. 4π計数法 d. シンチカメラ 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 75. l4Cの測定に最も適切な検出器はどれか。 1. NaI(Tl)シンチレーションカウンタ 2. GM計数管 3. 液体シンチレーションカウンタ 4. 3He比例計数管 5. Si(Li)半導体検出器 問題 76. 放射線の計数装置で正しいのはどれか。 a. シンチレーションカウンタは前置増幅器、主増幅器、波高分析(弁別)器、計数器、記録器などからなる。 b. GMカウンタでは増幅器を用いないこともある。 c. 波高弁別器を用いてもバックグラウンド計数は変わらない。 d.シングルチャネル波高分析器は、2台の波高弁別器と同時計数回路との組合せである。e.マルチチャネル波高分析器では波高・時間変換器を用いて波高分析する。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 77. 図はGM計数管の出力パルスである。パラメ タa、b、cの正しい組合せはどれか。 a b c 1.不感時間−−回復時間−−分解時間 2. 分解時間−−回復時間−−不感時間 3. 回復時間−−分解時間−−不感時間 4. 不感時間−−分解時間−−回復時間 5. 分解時間−−不感時間−−回復時間 問題 78. 螢光ガラス線量計について正しいのはどれか。 a. 線量率依存性が小さい。 b. 照射直後から測定できる。 c. 使用中随時、線量をチエックできる。 d.フイルムバッジに比べ大線量の測定ができる。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 79. 熱ルミネセンス線量計について正しいのはどれか。 a. 線量率依存性が大きい。 b. フエーディングがある。 c. 吸収線量を測定できる。 d.アニーリングを必要とする。 e. 低原子番号の素子はエネルギー依存性が大きい。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 80. 検出効率5%の端窓形GMカウンタで100Bqの32Pを10分間測定した。バックグラウンド計数率を20cpmとするとき、総計数(カウント)はいくらか。 1. 70 2. 250 3. 510 4. 3,010 5. 3,200 問題 81. ダイノードが10段、2次電子放出能4の光電子増倍管の増幅率として投も近いのはどれか。 1. 2.5倍 2. 14倍 3. 40倍 4. 1万倍 5. l00万倍 問題 82. エックス線の吸収線量の測定における、プラッグ・グレイの空洞原理を、直接述べているのはどれか。 1. 空洞の大きさに特別な制限はないが、擾乱補正が必要である。 2. 空洞の吸収線量はJg・Wgで与えられる。ただし、Jgは空洞中に生したイオン対の数、Wgは空洞気体中で1イオン対を生成するために消費される平均エネルギーである。 3. 媒質の吸収線量の空洞の吸収線に対する比は、それらの物質の2次電子に対する平均質量衝突阻止能の比に等しい。 4. 物質の吸収線量は照射線にfファククを乗じて求める。 5. 媒質の吸収線量は線量計の指示値にコパルト校正定数と吸収線量変換係数とを乗じて求める。 問題 83. 電離箱線量計と最も関係の少ないのはどれか。 1. 電位計 2. 分解時間 3. ガードリング 4. イオン再結合損失 5. 電流計 問題 84. 円筒形空気電離箱線量計による高エネルギーエックス線の吸収線量の測定で誤っているのはどれか。 a. 吸収線量変換係数の値は入射エネルギーが大きいほど小さい。 b. 深部量百分率と電離量百分率とは異なる。 c. 半影部分の線量分布の測定には写真フィルムを用いた方がよい。 d. ピーク深より深い位置での電子フルニンス擾乱補正係数は1である。 e.指示値の実効位置は幾何学的中心より1/3d(dは空洞内径)だけ線源側にある。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 85. リニアックのエックス線エネルギー校正法で正しいのはどれか。 a. 光核反応を利用する方法 b. チェレンコフ放射を利用する方法 c. エックス線の深部線量の測定による方法 d. 加速電子の飛程の測定による方法 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 放射線管理学、最初に戻る午前の最初に戻る問題 86. 5mCiは何Bqか。 1. 185mBq 2. 135kBq 3. 185kBq 4. 135MBq 5. 185MBq 問題 87. 2.5remは何Svか。 1. 5mSv 2. 25mSv 3. 250mSv 4. 500mSv 5. 2.5Sv 問題 88. 正しい組み合わせはどれか。 a. 管理区域内の空間線量率測定-------------エリアモニタ b. 放射線作業ごとの被曝の測定-------------フィルムバッチ c. 放射線業務従事者の月間の個人被曝測定---ポケット線量計 d. 机表面の99mTcによる汚染の検出----------GMカウンタ e. 床表面の3Hによる汚染の検出-------------液体シンチレーションカウンタ 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 89. 新設、変更に際し、定められた事項を都道府県知事に届けることが法令により決められている機器に該当する装置などの組み合わせで正しいのはどれか。 a. エックス線装置--------------------------エックス線CT b. 診療用高エネルギー放射線発生装置--------リニアック c. 診療用放射線照射装置--------------------PET d. 診療用放射線照射器具--------------------骨塩定量分析装置 e. 放射線同位元素装備診療機器--------------コバルト60遠隔治療装置 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 90. 毎年12月20日までに翌年の使用を予定する診療用放射性同位元素について届け出る先はどれか。 1.通商産業大臣 2. 科学技術庁長官 3. 日本アイソトープ協会 4. 都道府県知事 5. 保健所長 問題 91. 診療用放射性同位元素貯蔵施設の構造設備の基準で正しいのはどれか。 a. 貯蔵室はその主要構造部等を耐火構造とする。 b. 人が常時出入りするのは2箇所とする。 c. 外側における1cm線量当量が1週間につき1mSv以下に遮蔽する。 d. 貯蔵施設である旨を示す標識を付する。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 92. 構造設備の基準として「画壁等の外側における1cm線量当量が1週間につき1mSv以下になるよう遮蔽すること」が適用されるのはどれか。 a. エックス線診療室 b. 診療用放射性同位元素使用室 c. 廃棄施設 d. 放射線治療病室 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 93. 管理区域の設定に係る外部放射線の1cm線量当量は1週間につき何マイクロシーベルトか。 1. 10 2. 13 3. 30 4. 130 5. 300 問題 94,診療用放射線照射器具および診療用放射性同位元素を例外的に使用することが許されるのはどれか。 a. 手術室において一時的に使用する場合 b. 適切な防護措置を講じた上でICUで使用する場合 c. 適切な防護措置を講じた上でCCUで使用する場合 d. 適切な防護措置を講じた上で一般病棟で使用する場合 e. 移動可能な患者に対して放射線治療病室で使用する場合 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 95,放射線診療従事者等の内部被曝の測定法はどれか。 a. 体外計測法 b. バイオアッセイ法 c. ラジオイムノアッセイ法 d. 体内計測法 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて
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