Fourteenth Annual Dysphagia Research Society Meeting
March 23-25, 2006
Scottsdale, Arizona

今回のAnnual Dysphagia Research Society Meetingは、アメリカ アリゾナ州Scottsdaleにおいて2006年3月23日から25日の3日間開催されました。

22日には、学会に先立って「小児期から老年期までの呼吸と嚥下」をテーマにPre-Conference Courseが行われました。

藤田リハからは才藤教授、馬場教授(衛生学部)、他6名が出席しました。

今学会の主なテーマは呼吸と嚥下、摂食・嚥下障害研究における妥当性、嚥下リハ領域における電気刺激の効果、嚥下機能評価のための新しい診断法、頭頸部腫瘍術後嚥下障害のリハビリでした。

一般口演25題、ポスター発表67題と例年に増して多数の演題があり、米国でもこの分野に高い関心が集まっていることがうかがえました。

研究の対象は臨床指向のものより、若干ですが基礎研究が多かった印象でした。

私(横山)は脳卒中症例と健常高齢者における咀嚼嚥下動態の比較研究をポスター発表しました。

現地の医師、言語聴覚士と、とても有意義なディスカッションができ、学会を楽しみました。

DRS meetingで恒例となりましたJohns Hopkins大学とのディナーの一コマです。

前年は体調不良のため欠席されたPalmer教授がご出席され、ディナーは例年以上に盛り上がりました。

藤田リハからの発表では、衛生学部リハビリ学科の岡田澄子助教授がポスター発表部門で3位を獲得しました。

藤田リハ部からのDRS meeting優秀賞獲得は馬場教授(衛生学部),松尾(Johns Hopkins大学留学)につづく快挙です。

さらに喜ばしいニュースがありました。

今学会において、本学リハビリ医学講座の才藤栄一教授がDRS(米国摂食・嚥下障害学会)の理事に選任されました。

今後、先生のご活躍の場がますます広がること、日本での摂食・嚥下研究が加速することなど、大きな期待感で一杯です。

両先生、本当におめでとうございました。

 次回は2007年3月にカナダ バンクーバーで開催される予定です。来年度の発表も頑張りたいと思います。

<藤田リハからの発表演題>

●Baba M, Fujii W, Shigeta R, Okada S, Saitoh E, Ozeki Y:Humming Swallow Will Protect Aspiration Under the Chew Swallow

●Okada S, Saitoh E, Palmer JB, Matsuo K, Shigeta R, Baba M:What is the Chin Down Posture? -A Questionnaire Survey of Speech Language Pathologists in Japan and the United States-

 

●Yokoyama M, Palmer JB, Matsuo K, Saitoh E, Baba M, Fujii W:Coordination of Feeding and Swallowing in Hemispheric Stroke

●Inamoto Y, Oguchi K, Saitoh E:A Follow-Up Study of Dysphagic Stroke Patients on Tube Feeding After Hospital Discharge

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2006.6.6 sentences and photos by Yokoyama (layout by MK)