仕事も、遊びも超一流!それが藤田リハ

長崎大学医学部・歯学部附属病院 特殊歯科総合治療部  石飛進吾先生

 藤田リハでの研修を終えてから、長崎の地で嚥下リハに取り組み、はや3年が経ちました。今思えば、研修時代にもっといろんなことを身につけておけばと、反省することは多いのですが、後悔は全くありません。藤田での1日1日は自分にとってとても濃厚で、喜びと悲しみ?に満ちあふれた忘れ難いものでした。

 慣れない研修生活をとくに彩ってくれたのが、医局員やリハスタッフの皆様と語り合う『夕べのひととき』でした。古くさい言葉で言えば『友情』のようなものが芽生えるのを実感しつつ、名古屋の食文化を堪能できました。

 臨床や研究レベルの高さに驚いたのは言うまでもありませんが、時間の使い方や世の中を見る目線など、仕事をするうえでの大切な基本姿勢を藤田リハ全体の雰囲気から学ばせていただいたように思います。

 思い返せば、大学を卒業して以来忘れていたような、夜を徹して心の底から楽しむ感覚を、藤田研修の間に何度も味わうことができました。おそらくこれは、忙しく時間に追われる毎日のなかで、メリハリをつけて何事も一生懸命行おうとする姿勢の現れであり、とても開放的な時間をとことん楽しめる、すばらしい伝統?だと思います。驚くことに、あれから3年経った今でも、学会などでお会いする際には、研修時代と全く変わらず夜遅くまで盛り上がってしまいます。

 仕事も、遊びも超一流な藤田リハの教えを糧に、現在私は長崎の地でささやかながら摂食・嚥下リハビリテーションの普及活動に取り組んでおります。あの頃、教授回診やカンファで感じた『藤田リハのポリシー』を胸に、全力投球で患者様と向き合う毎日です。

2007.4.16