◆ I. 目的と特徴
1)リハ医と藤田リハ:高齢者時代にあって、さまざまな生活上の問題、すなわち、「障害」の特性とそのリハビリを理解し治療に当たることは専門医として必須課題である。当科は、我が国でも数少ない独立したリハビリ医学講座であり、中部地区の代表的存在としてリハビリ医学・医療に関する積極的な臨床・研究・教育活動を行っている。特に、学内関連諸部署を横断的に統括した組織「藤田リハビリ部門」(構成員:医師、療法士など総勢300名)の中心として、活発で綿密なチームワークを展開し国内外から注目を浴びている。
2)研修場面:藤田保健衛生大学病院、藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院、藤田保健衛生大学七栗サナトリウム。3施設とも日本リハビリ医学会研修施設(専門医養成施設)。
●藤田保健衛生大学病院は総ベッド数1505床で中央診療科として多種多様の症例を診る。リハビリ科ベッドは15床、各地から集まる貴重な症例が経験できる。
●藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院は総ベッド数499床。リハビリ科は併科として対応。
●藤田保健衛生大学七栗サナトリウムは総ベッド数218床。リハビリ科ベッド数は140床前後。うち106床は回復期リハビリ病棟。有名なリハビリプログラムFIT (高強度・高密度リハビリ)が稼動している。