1日目は,豊明キャンパスで歩行分析,呼吸リハを中心に体験しました.歩行分析は実際に自分のデータをとり,翌日に解析もしてもらいました.
呼吸リハは知識のおさらいと訓練士の「技」を直接体験してもらい,呼吸リハの重要性を再確認しました.
この日の夜には懇親会を行い,たくさんのリハ医といろいろな意見交換や,今後のリハの重要性についてのディスカッションがされました.
2日目も豊明キャンパスで口腔ケア,関節可動域訓練・移乗に関しての体験を行ってもらいました.口腔ケアは嚥下障害の患者だけでなく,実際の臨床で必要不可欠な事を知ってもらえたと思います.また,療法士による関節可動域訓練・移乗の「技」を伝授してもらい,前日の呼吸リハと共に感銘を受けていたようでした.さらにリハ医が行う検査の一つとして嚥下内視鏡検査も実際に検者として体験しました.実際に患者さんを検査することはできないため,毎年恒例になってきている私(清水)が被検者となりました.
3日目は七栗サナトリウムで豊明キャンパスとは違った雰囲気を体験しました.
基本的な患者さんの診察,障害の捉え方,またプランをどうするか?をリハ医から学んでもらったと思います.また療法士から見た「リハ医」を聞いてもらいました(療法士からは仕込みではなく,本音を言って頂きました).その後は筋電図の体験,運動学習の体験をしました.
この3日間で全てを伝えることはできませんが,今回のスローガンである「リハ医はどんなことをしているの?」は理解できたのではないかと思います.この学生さん達が医師となったときに,リハ医へ何をコンサルトしたらよいのか,さらにリハ医になりたいと思ってもらえたら,とても嬉しいです.