2015 - 藤田保健衛生大学医学部 第4・5学年
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救急総合内科451救急総合内科臨床実習担当責任者岩田 充永 教授(正)   寺澤 晃彦 准教授(副)臨床実習担当者岩田 充永 教授三島 亜紀 助教平嶋竜太郎 助教植西 憲達 教授安藤 大樹 助教峯澤奈見子 助教寺澤 晃彦 准教授田口 瑞希 助教小林  緑 助教近藤  司 准教授神宮司成弘 助教板垣 秀弥 助教犬塚 淳子 助教多和田哲郎 助手柵木 則男 助教寺澤 佳洋 助手高本 紘尚 助教大漉 祐己 助手都築誠一郎 助教中島 俊和 助手小川 広晃 助教森  秀介 助手日比野将也 助教山下 賢樹 助教実習目標 超高齢化社会、少子化の進行、医療の地域偏在、国の財政危機など、本邦の医療情勢の変化に伴い、厚労省は「国民の、国民による、国民のための専門医制度」の構築を推進しており、その政策の大きな柱として、『プライマリ・ケア医の育成』が掲げられている。『プライマリ・ケア』とは①近接性(Accessibility)、②包括性(Comprehensiveness)、③統合性(Coordination)、④継続性(Continuity)、⑤責任性(Accountability)をもった医療を指し、特定の臓器に偏った診療ではなく、患者中心の“全人的”な医療を実践する能力が必要とされる。当科での実習は、こういったプライマリ・ケアを含む“全人的”医療の習得に必要な6つのフィールド(集中治療、救急外来、大病院一般病棟、大病院外来、回復期病院、診療所)のうち、主に救急外来と一般病棟を経験することにより、頻度が高い内科的疾患・病態診療のエッセンスを学ぶことを目的としている。実習は、救急外来、病棟、一般外来、クルズスからなり、実習中はチームの一員として診察・検査・治療に携わる事を目標とする。※提出書類(最終日(第2週土曜日)に提出)1.病歴要約(文章作成ソフトにて作成し提出)2.医行為票(指導医欄以外記載して提出)3.指導医の評価(未記入のまま提出)到達目標①上記理念に基づき、『患者-医師関係』(共感的態度、インフォームド・コンセントなど)、『チーム医療』(ポリクリ-指導医関係、医師-看護師関係など)、『問題対応能力』(プロブレムリストの作成、アセスメント、臓器レビュー、EBMの実践など)等への理解を深める。②一般外来、救急外来で遭遇する頻度が高い症候へのファーストアプローチを習得する。発熱、頭痛、めまい、意識消失、意識障害、胸痛、動悸、呼吸困難、咳・痰、腹痛、下痢、便秘、浮腫、腰痛、関節痛、排尿障害、体重減少など③頻度の高い内科疾患に対するファーストアプローチと標準的な治療法を習得する。・循環器疾患:狭心症、心筋梗塞、心不全、高血圧、感染性心内膜炎など・消化器疾患:‌胃・十二指腸潰瘍、急性虫垂炎、イレウス、ウイルス性肝炎、急性胆嚢炎、急性膵炎など・内分泌・代謝疾患:甲状腺機能亢進症・低下症、副腎機能不全、糖尿病、脂質異常症など

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