2015 - 藤田保健衛生大学医学部 第4・5学年
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総合診療32体診察を行い、患者の訴え、所見、考えられる疾患名、その軽重、次に行うべき検査、治療について検討し、まとめる。3.ポリクリの診察は予診室にて行う。ポリクリ用カルテは内科外来にて使用しているカルテを学生用として使用する。4.新患外来の担当医師はポリクリ学生より患者の診察の報告を受けた後、患者を診察し、学生を指導する。もし、次の検査が外来で必要な場合(例:胸部X線写真など)には学生を患者に付き添わせ、その所見についても検討する。検査の結果については、学生の診断を聞き、その指導をする。学生は学生用カルテにこれらについてまとめる。5.入院が必要な患者には、引き続き病棟において患者を診る。小児科実習到達目標小児の成長・発達を理解する。実施方法1.木曜日午後1時30分に小児科外来へ集合。2.実習担当教員から実習内容の説明を受ける。3.学生は乳児1~2名を受け持つ。4.3時30分頃から実習担当教員の指導のもとに実習のまとめを行う。実習内容1.発育歴の聴取日本版デンバー式発達スクリーニング用紙を用いて成長・発達を評価する。2.乳児の身体計測①身長、体重、頭囲、胸囲測定の見学と介助 ②Kaup指数の計算3.医師による診察の見学と介助①マススクリーニングの意義(先天性代謝異常症) ②原始反射、姿勢反射の観察③診察担当医師の指導のもと、乳児健康診査報告書に記載4.栄養相談の見学授乳、離乳食の進め方5.まとめ① 受け持った乳児について口頭でレポートする例:日本版デンバー式発達スクリーニング用紙による評価結果、新生児マススクリーニングの結果、ヘパプラスチン試験の結果、体重・身長発育評価、Kaup指数、栄養法、原始反射・姿勢反射の有無、皮膚、顔貌、斜頸、臍、股関節、外陰部② 知識の整理事前の準備下記項目について教科書を読んでくるScammonの臓器別発育曲線、身体各部のつりあい、大泉門の評価、身長・体重増加、成長速度曲線、Kaup指数、Rohrer指数、原始反射、姿勢反射、粗大運動の発達、微細運動の発達、言語・コミュニケーション行動の発達、発達スクリーニング検査(日本版デンバー式発達スクリーニング検査など)、新生児マススクリーニング、離乳食、母乳栄養(母乳栄養の利点、母乳不足、母乳禁忌、母乳栄養の問題点、母乳栄養にともなう黄疸)、血管腫、色素性母斑、ダウン症候群、斜頸、先天性股関節脱臼、鼠径ヘルニア、陰嚢水腫、停留睾丸、半陰陽、肥厚性幽門狭窄、吐乳、溢乳
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