2015 - 藤田保健衛生大学医学部 第4・5学年
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18診療参加型臨床実習における電子カルテ等の患者個人情報取り扱いの注意Ⅰ.電子カルテの閲覧 第一教育病院の各診療科では現在電子カルテが稼働しており、既に4年時に講習を受けているので、それに従い閲覧を行う。Ⅱ.紙媒体への記入もしくは私的PC(パーソナルコンピュータ)へのデータ入力について 個人情報保護法に則し、患者氏名、ID.No、生年月日、住所、入院日、手術日等個人が特定できるデータを、紙媒体、電子媒体(例、私的PC、USB等)として保管しないこと。Ⅲ.患者個人情報の指定区域*外への持ち出し禁止患者個人情報は、以下に従い取り扱うこと。1)電子カルテの記載内容や検査値等を直接プリントアウトしたものや、患者さんの情報が記載されている紙媒体などは、絶対指定区域外に持ち出さないこと。また、指定区域内であっても放置せず、常時携帯すること。2)ローテートした科の終了時までに、上記1)の患者個人情報の書類は、必ずシュレッダーで破棄しておくこと。3)発表したケースレポートやOHPフィルムについても、ローテートした科の終了時までに、上記と同様に対処すること。4)私的PC及び記録メディア中の記載も、ローテートした科の終了時までに、個人情報が誤って入力されたりしていないか厳格に確認すること。5)各科のラウンド後に、これらの資料を全て破棄あるいは消去したことを誓約する書面(誓約書)を、当該科の臨床実習担当教員に提出すること。6)誓約書が提出されない場合には、当該科の実習評価は無資格となるので注意すること。*指定区域:第一教育病院…各病棟、スタッフ館、外来棟 第二教育病院、七栗サナトリウム…各病棟、医局Ⅳ.私的PCならびにUSBメモリー使用上の注意 臨床実習で使用する私的PCは、ファイル交換ソフトがインストールされておらず、最新のウィルス対策がなされているものに限る。またUSBメモリーもパスワードでロックされるものを使用すること。なお、使用にあたっては、ログインパスワードの設定、情報の匿名化や暗号化を徹底すること。Ⅴ.電子カルテの閲覧の制限事項 教育病院では電子カルテの目的外閲覧は禁じられている。第一教育病院の電子カルテでは、指導医から許可されたものしか閲覧できないシステムになっている。Ⅵ.処罰について 上記の注意事項を遵守しない場合は、「藤田保健衛生大学医学部患者等の個人情報保護に関する誓約書」に違反するため処罰する。
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