2015 - 藤田保健衛生大学医学部 第4学年
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皮膚・形成系- 100 -皮膚・形成系〈皮膚系C―⑶、物理・化学的因子による疾患D―⑶を含む〉[教育目標] 皮膚・形成系では皮膚の構造と機能を理解し、皮膚に病変をきたす主な疾患の病態生理、原因、症候、診断と治療、および皮膚を含む組織欠損や変形を修復する外科について学ぶ。皮膚科では皮膚が人体においてどのような役割を担っているか、内臓疾患を皮膚でいかに診るかを学ぶ。また、重要な皮膚疾患、すなわち頻度の高い疾患、緊急を要する疾患、生命にかかわる疾患について病態生理に基づき理解し、診断のすすめ方と治療方針の立て方を学ぶ。 形成外科は再建外科と美容外科を含んでおり、外傷・腫瘍・先天異常などにより生じる組織欠損や変形を修復することを目的としている。すなわち変形や醜状を持って生きねばならない人々に対し、形状の改善によりQOLを高める役割を担う。そのため人間の正常な形態・機能について十分に理解し、社会生活を妨げる種々の形態異常・組織欠損・変形の原因およびそれらの治療法、特に創傷治癒と組織移植のメカニズムを学ぶ。[学習目標] 各講義の表の中に到達目標として具体的に示した。[ 評 価 ] 皮膚科学と形成外科学の評価を総合して評価する。1.皮膚科学○試験種:定期試験、再試験○試験の方法:定期試験は原則として多肢選択式(Multiple choice question)問題とし、すべての講義内容から到達目標に沿って出題する。2.形成外科学定期試験、再試験[準備学習(予習・復習等)] ○講義テーマ(到達目標)について、各自充分予習・復習しておくこと。[コーディネーター] 松永佳世子 教授(皮膚科学)…吉村 陽子 教授(形成外科学)
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