2015 - 藤田保健衛生大学医学部 第3学年
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運動器系- 112 -運動器系〈C–⑷〉[教育目標] 運動器の外科である整形外科は頸から遠位のすべての運動器を扱う診療科である。整形外科は近年細分化が進み、脊椎外科・膝関節外科・股関節外科・手の外科・外傷・骨軟部腫瘍などそれぞれの分野での研究が奥行きを増している。これに対応すべくそれぞれの専門家を揃えて教育に当っている。 整形外科の系統講義では診断以上に治療に重きがおかれている。整形外科疾患の治療については当然、手術治療が中心となるが、保存療法についてもその必要性、方針を充分理解することが肝要である。系統講義では、国家試験に必要な知識を意識しながら、整形外科の各領域における最新の情報、治療法についてのトピックスを盛り込むようにしている。講義の目的は、本を読むだけではよく理解できない点を明らかにすると同時に強く印象づけ、学生諸君自身が長く記憶に止めてもらえる知識を少しでも多くすることにある。そのためにも学生諸君自身が事前に是非、教科書に目を通して臨んでいただきたい。[学習目標(到達目標)]⑴整形外科の診療に必要な基礎的知識を修得する。⑵脊椎・脊髄疾患の病態と治療法を説明できる。⑶関節疾患の病態と治療法を説明できる。⑷骨・軟部腫瘍の診断、治療法、予後を説明できる。⑸運動器の外傷の緊急度、治療法、合併症を説明できる。⑹骨・関節の感染症の診断と治療を理解する。⑺先天異常、骨系統疾患、骨代謝疾患の診断ができる。⑻上肢、手の外科疾患の病態と治療を説明できる。⑼人工関節に関する治療の利点、問題点を説明できる。[ 評 価 ] 定期試験(筆記試験)とIT試験の結果より評価を算出する。[準備学習(予習・復習等)] 学習テーマについて、各自充分学習しておくこと。[コーディネーター] 山田 治基 教授 (整形外科学)
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