2015 - 藤田保健衛生大学医学部 第2学年
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解剖学- 35 -解剖学[教育目標] 解剖学では、人体の肉眼的構造の概略を理解し、今後の医学の学習および卒業後の医療の現場で必要になる人体構造に関する知識を習得することを目標とする。 人体は①骨格系、②筋系、③消化器系、④呼吸器系、⑤泌尿器系、⑥生殖器系、⑦内分泌系、⑧心血管系、⑨リンパ免疫系、⑩感覚器系、⑪神経系、⑫外皮系の12系統から構成されている。既に、1学年3学期に運動器学(骨学・関節学・筋学)、消化器系、呼吸器系、泌尿器系、生殖器系、内分泌系、心血管系、リンパ免疫系の講義・実習を実施した。2学年4月に感覚器系、神経系の講義を行う。また2学年5月から約2ヶ月半にわたって計25回の人体解剖実習を行い、講義で学んだ人体諸構造を自らの手で剖出し、自らの目で確かめる。 人体解剖実習では、篤志献体によって無償で提供された御遺体を解剖させていただく。この実習を通じて生命に対する畏敬の念を養い、その生命を預かる医師という職業を目指す自覚を喚起することも、重要な目標である。[学習目標(到達目標)]⑴全身の主な骨、関節、筋の名称、構造上の特徴、作用を説明できる。⑵消化器を構成する諸臓器の構造、相互位置関係、機能を系統的に説明できる。⑶気道と肺の構造を、呼吸機能と対応させて説明できる。⑷腎臓と尿路を構成する諸臓器の構造と位置関係を、尿の生成・排出と関連づけて説明できる。⑸男性生殖器、女性生殖器の構造を生殖機能と関連づけて説明できる。⑹主な内分泌腺の名称、存在部位、構造上の特徴、分泌されるホルモンを説明できる。⑺全身の動脈系、静脈系、リンパ系の走行と分布領域の概略を説明できる。⑻各感覚器の構造上の特徴を、受容する感覚情報に関連づけて説明できる。⑼脳・脊髄の構造と機能、主な脳神経と脊髄神経の種類、走行、作用を体系的に説明できる。[ 評 価 ] 解剖学の科目評価は、⑴~⑶を総合的に判断して行う。⑴中間試験(中間試験ごとに、合格・不合格の判定は行わない。)①解剖学前半試験(1学年2月の試験期間に実施済)②解剖学後半試験(2学年5月の連休明けに実施予定)⑵IT試験(再試験では評価に含めない。)⑶実習の成績(レポート・小テスト・実習中の態度)[準備学習(予習・復習等)] 学習テーマについて、各自充分学習しておくこと。

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