2015 - 藤田保健衛生大学医学部 第1学年
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経 済 学- 57 -経済学Ⅱ(経済学の基礎)[教育目標] 日本の医療制度は世界に誇る「国民皆医療保険制度」を持っています。しかし、少子・高齢・人口減少が進行していることから、国民医療費を含む社会保障費の財源状況が急速に悪化しだしました。他方で、国民医療費は毎年1兆円程度の増加が続いており、その負担問題が国民に突き付けられています。今後の医療体制のあり方を考えるに際しては、人の命や健康に加え、経済の問題も考えていかなければなりません。 経済学は現実の経済の法則性を解明し、行き詰まった古い社会と経済を変え、新しい躍動を注入しようという学問です。本講義は、医学生に経済学の世界を案内する入門講座とします。ミクロ経済学の市場均衡理論の学習を通して、経済学という学問での社会の把握の仕方、考え方、を理解していく講義を行います。 教科書に沿って授業を進めていきます。 なお講義では初歩の数学(関数、代数、幾何学)を使用します。[学習目標] 経済学という学問での考え方を学習する ミクロ経済学の市場均衡理論を学ぶ 家計の消費決定理論を学ぶ[ 評 価 ] 「定期試験」(100%)を予定しています。 詳細は、第1回目の講義で説明します。[準備学習(予習・復習等)] 予習は必要ありません。 講義に出てくる学問の考え方、学問の方法、専門用語、分析方法などは学生の皆さんが初めて接するものばかりだと思います(高校では学びません)。復習によって新しい捉え方、論理構成などを身につけて下さい。[担当教員]  福永 肇 兼任教授(医療科学部 医療経営情報学科)[教科書]  (必ず購入して下さい)「図解雑学 ミクロ経済学」 嶋村絋輝・横山将義著(ナツメ社)

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