2015 - 藤田保健衛生大学医学部 第1学年
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論 理 学- 30 -論理学Ⅰ(記号論理学の基礎-文論理学と述語論理学-)[教育目標] 私たちがとくに意識することなくおこなっている「論証」を意識化し、対象化して、その構造や正しさを一般的な仕方で考察するのが論理学です。 論理学にはアリストテレス以来の2300年以上の歴史がありますが、19世紀末にドイツのフレーゲによって大革新がおこなわれて新しい論理学が生まれました。「論理学Ⅰ」では、主として、この新しい論理学である記号論理学(文論理学および第1階の述語論理学)の解説と演習をおこないます。 受講生の皆さんが積極的に参加し、考え、発言し、議論することが大切です。そのような意欲のある人の受講を期待します。[学習目標]・論証の構造を論証図で表すことができる。・論理記号について説明できる。・文論理学での記号化ができる。・述語論理学での記号化ができる。・推論の妥当性を説明できる。・真理表が利用できる。・ヴェン図が利用できる。・セマンティック・タブローが利用できる。[ 評 価 ] 定期試験の成績を基本にするが、必要に応じて授業への貢献度や出席状況等を加味する。[準備学習(予習・復習等)] 講義内容の理解には練習問題を解いてみることが不可欠です。宿題として指定した問題は必ず解いてみて、指定日までに提出してください。[担当教員] 木戸 正幸 客員教授[教科書] なし(資料を配布する)[推薦参考書] 「論理学をつくる」 戸田山和久(名古屋大学出版会)
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