2015 - 藤田保健衛生大学医学部 第1学年
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組 織 学- 205 -[授業形態] 授業では講義と実習がありますが、講義で学ぶ内容についてできるだけその日に実習を行います。 講義:まず目標と背景を板書にて示します。器官・組織・細胞の構造と機能の関係、将来に出会う主な疾患、を学ぶために画像教材や聞記事・教科書以外の書籍の資料を用いて、高校までの復習、現代科学の最先端、関連する社会問題を理解します。次に、プリントとスライドを併用して、基本的な顕微解剖学の項目を、機能を中心に学びます。最後に、問題を配り解説を行います。問題の中で主な解剖学用語の日本語と英語の綴り、授業内容に密接な内容でCBTや医師国家試験で必要となる項目を学びます。同じ日に講義で行った内容の実習を行いますので、講義の内容と実習の内容との関係を学びます。 実習:まず各器官の模型と動物器官の観察を行い、顕微鏡を使用して、講義で学んだヒト各器官の組織標本を観察して基本的な微細構造を理解し、免疫組織化学等の組織化学を行った標本を観察して理解を深めます。さらに、電子顕微鏡写真を観察して代表的な組織・細胞の超微構造を学びます。顕微鏡は、聴診器とともに医学生・医師が一生身近に置いて使いうる代表的な診断器具です。この機会に、顕微鏡に慣れ親しんで下さい。組織学実習として、光学顕微鏡標本作製法、電子顕微鏡、生きた細胞で細胞培養法を行い観察し、細胞組成の生物物理学的な解析法を見学を中心にして行うとともに、基本的な標本作製である血液塗沫標本・H&E染色標本について時間の許す限り体験する機会を計ります。発生学実習では、妊娠・出産模型、ニワトリ全胚・切片標本を観察します。 質問:講義や実習で分からないことは是非その場で教員に聞いて、理解を深めてください。予習や復習の時にも疑問が生じるでしょうから、放課後に解剖学Ⅱ教室に訪れて質問してください。教室の場所は、医学部1号館8階806号室です。必要に応じて、電話をしてから訪れてください。電話は0562-93-2431です。[学習の心構え] 組織学において学習する事柄は増すばかりですが、講義・実習時間は限られています。組織学は、「百聞は一見に如かず。」の言葉のとおりです。画像としての情報を提供し講義時間内で全体像を把握できるように、講義・実習を合わせて一つと考えて授業計画を考えています。しかし、目標達成のためには自学によって理解を深める事が必要なので、十分な予習・復習を行い、真摯な気持ちで講義と実習の場に臨んで下さい。

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