2015 - 藤田保健衛生大学医学部 第1学年
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生理化学- 187 -生理化学[教育目標] 多細胞生物では体細胞は動物の皮膚に包まれた体内の海というべき細胞外液に浸かっている。一方、体細胞内にも大量の液体、すなわち細胞内液が存在しているが、細胞膜によって隔離されているために細胞外液と細胞内液の組成は大きく異なっている。生理学では内部環境を維持するための個々器官の複雑な相互作用を理解しなければならない。すなわち、内部環境を維持するためには、生体外の“不秩序”な環境から生体内の内部環境を“隔離”する必要があるが、一方、内部環境を維持するためには“開放系”として、酸素・栄養素・排泄物・熱の交換や情報の交換を行う必要がある。 生理化学では生命を維持する媒体として細胞外液や細胞内液の重要性を理解した上で、そこに含まれる水、イオン、蛋白質などを化学的な視点から理解することを目標とする。加えて、物質の選択的な膜透過性について、物理化学的な視点から理解することも目標とする。[学習目標(到達目標)]1)生理現象における体液の重要性を説明できる。2)物質の膜透過を論理的に説明できる。[ 評 価 ]   定期試験、実習レポート、実習中の態度などから総合的に評価する。[準備学習(予習・復習等)]   復習をして分からないところは質問に来ること。[担当教員]   <生理化学>   <生理学Ⅰ>中島  昭 教授  長崎  弘 教授  金子 葉子 准教授  小谷  侑 助教[教科書]  なし[推薦参考書]  なし「オックスフォード・生理学 3版」Pocock・Richards著 岡野・植村監訳(丸善)(2年次の科目である生理学の指定教科書)「ギャノング生理学 原書24版」Barrett・Barman・ Boitano・Brooks著岡田泰伸監訳(丸善)(2年次の科目である生理学の指定教科書)

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