2015-16 藤田保健衛生大学医学部 第4・5学年
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精神科287精神科臨床実習担当責任者岩田 仲生 教授(正) 内藤  宏 臨床教授(副)臨床実習担当者岩田 仲生 教授趙  岳人 講師河合 諒子 助教内藤  宏 臨床教授松永 慎史 講師奥山 祐司 助手北島 剛司 准教授近藤 健治 助教松井 佑樹 助手成田 智拓 講師齋藤 竹生 助教熊谷 怜子 助手池田 匡志 講師廣瀬真里奈 助教柴山 漠人 客員教授江崎 幸生 講師松田 勇紀 助教岸  太郎 講師大矢 一登 助教連絡先スタッフ棟3F精神科医局(内線:9250)、精神科外来スタッフ室(内線:2145)、精神科3-1病棟[開放](内線:2079)、精神科3-B1病棟[閉鎖](内線:9511)一般目標 精神と行動の障害に対して、全人的な立場から、病態生理、診断、治療を理解し、良好な患者と医師の信頼関係に基づいた全人的医療を学ぶ。a.クリニカルクラークシッブ(CCS)における一般目標⑴ 精神科の治療スタッフの一員としての自覚を持ち、実際の患者の診療に従事しながら精神疾患の診断と治療計画の立案・実施に参加できる。⑵ 精神科の特殊性を考慮し、守秘性と人権に最大限注意を払った対応を身につける。⑶ 一般科で遭遇しうる精神障害も念頭に置き、精神障害および精神障害者への正しい対応を習得する。⑷ 教員の指導のもとに許容された医行為を積極的に行う。b.診断 正確な診断は精神科診療の基本であり、最も重要なのは、一般身体疾患(薬物起因性を含む)による精神障害を第一に考慮することである。そのためにも、理学的所見を含めた身体所見の重要性は、精神科実習でも変わることがない。加えて、面接による情報収集は、多様な精神症状の把握に必須である。さらに、診断的面接であっても、精神療法的配慮を忘れてはならない。精神科臨床実習においてはこれらの点を念頭に置き、実際に初診外来患者の予診や病棟入院患者の面接や観察、および理学的所見から収集した情報を、主観に偏ることなく評価し、症候学に照らし合わせて精神症状を記述し、DSM診断へと繋げる筋道を身につける。c.補助診断法 脳波、頭部CT・MRI・SPECT、血液生化学的検査、心理検査等の補助診断についても、クルズス、実習を通じ理解を深める。d.治療 治療については身体療法(精神科薬物療法、m-ECT:修正型電気けいれん療法、高照度光療法)、支持的精神療法やCBT(認知行動療法)などの精神療法、作業療法、心理教育、生活指導、職場や家族調整について学習する。病棟実習では、精神保健および精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)の趣旨、自殺・事故の防止、入院治療にともなう問題点、社会資源の導入などについても考察する。e.リエゾン・コンサルテーション 精神疾患は内科、外科のみならず全科に関わるものである。患者の身体的訴えが精神障害の症状そ

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