外科・緩和医療学Palliative Medicine

研究室スタッフ

教授
  • 臼井 正信
  • 小出 欣和
病院教授
  • 伊藤 彰博(七栗記念病院)
准教授
  • 村井 美代 (七栗記念病院)
助教
  • 徳田 倍将
  • 正見 勇太(七栗記念病院)
特別研究員
  • 二村 昭彦 (七栗記念病院)
  • 上葛 義浩(岡崎医療センター)
  • 今井 一輝(七栗記念病院)

講座概要

藤田医科大学病院
第一教育病院
  • 緩和ケア病棟:37床
    2010年3月 開設
    医師:2名(専従1名、専任1名)
    看護師:37名(認定看護師5名)
    看護助手:2名
    MSW:2名
    薬剤師:2名
    栄養士:1名
    歯科衛生士:0名
    ボランティア:4名+藤田学園ボランティア同好会10名
七栗記念病院
第三教育病院
  • 一般病床:48床(混合病棟)
    外科症例、栄養障害例(NST症例)、癌治療症例(末期癌症例を含む)

  • 長期療養型病床:41床(混合病棟)
     
  • 緩和ケア病棟:20床
    1987年 開設
    全国初(1997年)の大学病院認可病棟
    医師:3名(専従1名、専任2名)
    看護師:18名(認定看護師1名)
    看護助手:2名
    MSW:5名(担当1名)
    薬剤師:1名
    栄養士:1名
    歯科衛生士:1名
    ボランティア:11名

教授の挨拶

当講座は、2003年10月より、外科、緩和ケア、栄養サポートチーム(NST)を主軸として活動を開始いたしました。これら3つの軸をテーマとして、診療・教育・研究を一貫して実践しております。

外科紹介

第三教育病院(七栗記念病院)では以下の手術を行っています。

胃癌、大腸・直腸癌など消化器癌、胆嚢結石・ポリープ(腹腔鏡下手術)、乳腺(癌など)、肝臓・胆道・膵癌の悪性腫瘍に対する手術などのほか、内視鏡下胃瘻増設術(PEG)。がん外科治療に緩和医療を取り入れた新しい外科学の実践やNSTを中心とした新しい術前術後管理にも取り組んでいます。

緩和ケア(終末期医療)

  1. 癒し環境の提供
  2. 全人的医療の実践
  3. 緩和ケアNSTの設立
  4. コミュニティ(相補的支援システム)の構築
  5. 腫瘍学の導入
  6. 自立型地域連携の創設
  7. 情報共有と発信力の強化
  8. 幸せな人生の提示(劇場型緩和ケアの開発)

を八本柱として、終末期がん患者さんが一人の人間(ヒト)としてしっかりと大地に立ち、ご自分の一生の良き人生であったと納得され、そして満足していただけるような医療の提供に邁進いたしております。

NST(Nutrition Support Team:栄養サポートチーム)紹介

栄養管理は、すべての治療の上で共通する基本的医療の一つであり、この栄養管理を疎かにすると、いかなる治療法も効力を失い、さらに手術などの侵襲的な治療法に伴う合併症の発生を容易にすることが指摘されています。この栄養管理を医師、看護師、栄養士、薬剤師などを中心に職種の壁を越えて実践するチーム医療を栄養サポートチーム(NST)と言います。当院では2004年4月に、大学病院・大病院でのNST運営システムPotluck Party Method(PPM)-Ⅲを用いた前科型のNSTを設立し、栄養療法を中心に基本的医療の確立を試みています。外科学・緩和ケア講座を専任部門(コアスタッフ)とし、各病棟でもSatellite director(医師)を中心に、看護師長のほか、NST看護師、薬剤師、栄養士、臨床検査技師を配置し、Satellite teamとしてそれぞれ活動を行っています。