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第66回保健学セミナーのお知らせ

大学院保健学研究科 第66回保健学セミナーのお知らせ

 藤田保健衛生大学大学院 保健学研究科 保健学専攻では、6領域の大学院生が共に集まり、領域横断的に視野を広げ最新のトピックスを学ぶため、各分野の第一線で活躍されている学内外の先生や著名な研究者を講師に招聘した「保健学セミナー」を開催しています。
 今回の第66回保健学セミナーは、臨床工学領域の企画担当で開催いたします。
演題等温遺伝子増幅法(LAMP法)による遺伝子検査の進展
演者栄研化学株式会社 研究開発統括部 生物化学第二研究所 所長
納富 継宣 先生
日時平成29年11月30日(木)18:00~19:30
場所生涯教育研修センター2号館 5階 501講義室

ご講演要旨

 臨床検査としての遺伝子検査は遺伝子増幅技術であるPCR法が発明されて以来、飛躍的に進歩、普及してきた。当初は操作が煩雑でコストもかかり、また高度な専門技術が必要な特殊検査であった。しかし核酸抽出、遺伝子増幅や検出技術に技術改良が進み、今では一般検査の一つとなっている。Loop-mediated Isothermal Amplification(LAMP)法は、純国産の等温遺伝子増幅技術で、簡便かつ迅速で特異性が高い特徴を持つことから、今日多くの臨床現場や研究機関で利用されている。ここではLAMP法の原理と開発の経緯、および感染症診断などへの応用例、また最近開発に成功したLAMP法を用いて検体からの核酸抽出精製~増幅検出を30分程度と高速で実施し、かつ、多項目を同時に検査する新規の小型全自動遺伝子検査システムについてもご紹介する。

 医学と工学の共通分野、特に遺伝子工学は、人体に留まらず畜産、水産や食品に至るまで幅広い分野で利用されていることは周知のことと思います。今回ご講演いただく納富継宣先生は、1981年九州大学理学部をご卒業後、2001年には大阪大学にて博士号を取得されました。先生が2000年に発表されたLAMP法は、温度勾配を必要とする従来のPCRとは異なり、一定の温度で増幅を行う画期的な等温遺伝子増幅法です。本法は、感染症に留まらず食品、畜産、農業、環境分野とその利用範囲はとどまることを知りません。自己を鋳型とするユニークな増幅様式は、実験室や病院だけでなく電源のないフィールドでも利用可能であり、迅速、簡易な診断方法として、発展途上国での医療においても多大な貢献が認められております。
 今回は、LAMP法発明の着想から苦労されたご経験、またLAMP法の応用等、これまで先生が行われてきた研究について広く解説頂き、これからの遺伝子増幅法についてもご講演いただけると思います。

 大学院生はもとより、学部学生や教職員の皆様で関心のある方のご来聴をお待ちしております。

問合わせ:井平 勝(0562-93-2629 mihira@fujita-hu.ac.jp