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第61回保健学セミナーのお知らせ

大学院保健学研究科 第61回保健学セミナーのお知らせ

 藤田保健衛生大学大学院保健学研究科では、6領域の大学院生が共に集まり、領域横断的に視野を広げ最新のトピックスを学ぶため、各分野の第一線で活躍されている学内外の先生や著名な研究者を講師に招聘した「保健学セミナー」を開催しています。
 今回の第61回保健学セミナーは、臨床工学領域の企画担当で開催いたします。


演題「リハビリ・医療・福祉ロボットの新展開」
演者名古屋工業大学大学院 名誉教授・プロジェクト教授
藤本 英雄 先生
大阪工業大学 工学部 ロボット工学科 准教授
中山 学之 先生
日時平成28年11月25日(金)18:00~19:30
場所生涯教育研修センター2号館 1階 101講義室

ご講演要旨

 力触覚技術を特色とするネオロボティクス研究室の過去の研究開発に基づいた成果をいくつか紹介する。

〈前半要旨〉
 IT・メカトロ・ロボティクスのリハビリ・医療・福祉への利用進展は目覚しいものがある。当ラボでも、力触覚技術を核として、その先陣を切って多くの成果をあげている。特に、次世代手術ロボットを目指したNEDO・インテリジェント手術機器研究開発プロジェクトにおける脳神経外科対象のセンサ開発・ロボット開発・訓練技術開発など統合研究開発の一端を紹介する。また、筆者らのラボの研究成果に基づいた将来の展開の可能性に向けての2、3の提案を行う。力触覚技術をベースとした触覚イリュージョンのリハビリ・福祉への応用可能性と、マスタースレーブ・ロボットを使用した力触覚の技の伝承技術の応用可能性についての提案である。

〈後半要旨〉
 社会の高齢化に伴い、介護を受ける人および介護する人の動作をサポートする運動支援装置や日常生活をサポートする生活支援ロボットの開発が現在盛んに行われている。しかし、現行の運動支援装置は、誤動作により使用者に危害を与える危険がある、装着の手間に見合うだけのアシスト効果が得られない、指を関節に挟み込むなどの想定外の人との接触時に事故を引き起こす危険があるなど、実用化に向けては解決すべき課題も多い。本講演では運動支援装置や生活支援ロボットの開発動向を解説するとともに、誰でも安心して使える支援装置の実現に向けた取り組みとして、生体の身体機構を導入することで開発された、動力を必要とせずに任意の姿勢で装着者の体重を支持できる自重補償機構と、それを応用した立ち上がり補助付き車いす、さらに足関節の構造を取り入れた歩行アシスト装置、脳の情報処理機構に倣った生活支援ロボットの柔軟制御技術について紹介する。

 今回ご講演いただく藤本英雄先生は、1970年名古屋大学工学部を卒業後、1993年名古屋工業大学工学部機械工学科教授に就任、大学院工学研究科情報工学専攻教授などを歴任されました。2011年より名古屋工業大学大学院名誉教授、プロジェクト教授に就任し、米国MIT、ドイツアーヘン工科大学、上海交通大学等の客員教授となられ、多数の海外研究機関と共同研究をされています。国内ではトヨタ自動車など、多くのモノづくり企業と共同研究を行い、ロボティクス研究分野の第一人者として名古屋工業大学内にトヨタロボティクスハプティクス研究所など開設されました。専門はものづくり・ロボットに関する分野ですが、医工連携の先駆的活動など医学部医療系大学との連携も多く、2007年からの5年間は経産省・NEDOのインテリジェント手術機器研究開発プロジェクトに採択され、その中心メンバーとして成果を上げるなど、医工学連携分野でもご高名な先生です。今回は医療とロボットのこれからの展開と当該分野の課題について、ご専門の見地からご講演頂く予定です。
 中山学之先生は、2000年に東京大学大学院工学研究科博士課程(工学博士)を修了し、同年理科学研究所入所、2006年より名古屋工業大学に移り、同大学特任教授なども歴任されました。一貫して脳の計算モデルやロボットの知能化に関する研究に従事し、介護・生活支援ロボットの第一人者として脳の情報処理機能に倣った生活支援ロボットの柔軟制御技術、生体の身体機構を模した自重補償機能立ち上がり補助付き車椅子、足関節の構造を取り入れた歩行アシスト装置などを開発されています。今回はその成果をご講演頂く予定です。

 大学院生はもとより、学部学生や教職員の皆様で関心のある方のご来聴をお待ちしております。 

問合わせ:金平 蓮(0562-93-9438 kanehira@fujita-hu.ac.jp