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第58回保健学セミナーのお知らせ

大学院保健学研究科 第58回保健学セミナーのお知らせ


 藤田保健衛生大学大学院保健学研究科では、6領域の大学院生が共に集まり、領域横断的に視野を広げ最新のトピックスを学ぶため、各分野の第一線で活躍されている学内外の先生や著名な研究者を講師に招聘した「保健学セミナー」を開催しています。
 今回の第58回保健学セミナーは、医用放射線科学領域の企画担当で開催いたします。

 今回ご講演いただく水藤 寛先生は、千葉大学大学院自然科学研究科を経て、2002年から岡山大学に赴任され現在同大学大学院環境生命科学研究科教授に就任されています。臨床医療と数理科学の協働を通して、臨床医学への貢献を実現すると共に、数理科学も新たな発展を遂げることを目指していらっしゃいます。実際2007年から国の推進する科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業のさきがけにおいて臨床医療診断の現場と協働する数理科学の研究に携わられ、2010年10月からは同事業CRESTにおいて「放射線医学と数理科学の協働による高度臨床診断の実現」の研究代表者として多くの成果を収められ、2013年にその業績に対し藤原洋数理科学賞・大賞(日本数学会、日本応用数理学会後援)が授与されました。さらに2015年10月より継続して2期目のCREST「臨床医療における数理モデリングの新たな展開」の研究代表者として精力的に研究を推進していらっしゃいます。専門は数学、数値解析、数値シミュレーション、流体力学です。

 大学院生はもとより、学部学生や教職員の皆様で関心のある方のご来聴をお待ちしております。

問合わせ:久保明達(0562-93-2956 akikubo@fujita-hu.ac.jp
演題「臨床医学における問題への数理科学的アプローチ」
演者岡山大学大学院 環境生命科学研究科 教授
水藤 寛 先生
日時平成28年5月13日(金)18:00~19:30
場所生涯教育研修センター2号館 1階 101講義室

ご講演要旨

 この講演では、数学・数理科学の立場から、臨床医学の様々な分野との協働を進めている取り組みをご紹介します。数学・数理科学は諸科学の基礎とされてはいますが、物事を抽象化することを指向するその性質から、現実の問題に対しては役に立たないのではないかと思われがちかもしれません。しかし、抽象化とは、「本質は何か?」を追求することであり、それが現実の問題に役立つことも少なくないのです。
本講演では、大動脈の形状と血流の様相、及びそれに由来する壁面応力の分布についての関連性を調べてきている研究を主にご紹介します。我々は、大動脈の中心軸を定義してそれを3次元空間における曲線と捉え、その幾何学的性質と壁面応力分布の関連性を調べています。血管形状から抽出したできるだけシンプルな特徴量から将来の病態を推測するアルゴリズムを構築することによって、臨床現場に貢献ができるのではないかと考えている次第です。