グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



TOP  > information  > 第55回保健学セミナーのお知らせ

第55回保健学セミナーのお知らせ

大学院保健学研究科 第55回保健学セミナーのお知らせ


 藤田保健衛生大学大学院保健学研究科では、6領域の大学院生が共に集まり、領域横断的に視野を広げ最新のトピックスを学ぶため、各分野の第一線で活躍されている学内外の先生や著名な研究者を講師に招聘した「保健学セミナー」を開催しています。
 今回の第55回保健学セミナーは、臨床工学領域の企画担当で開催します。

 今回ご講演いただく浦上克哉先生は、鳥取大学医学部をご卒業後、同大学大学院に進学されたのち、鳥取大学医学部脳神経内科助手となられました。その後、脳神経内科講師を経て、2001年に鳥取大学医学部保健学科教授に就任され、現在、同学科検査技術科学専攻 生体制御学講座教授として、臨床検査技師の育成にあたるとともに、神経内科医として認知症の診療・予防活動を行っておられます。日本の認知症予防活動の先駆けとして、2004年度から、行政と保健師、看護師の力を結集して、鳥取県琴浦町で認知症予防教室を開始されました。臨床検査の視点から、タッチパネル式認知機能測定装置を開発され、また、アロマセラピーでの認知症予防ベンチャーを立ち上げるなど多岐にわたる活躍をされてきました。そして、医師だけでなく、看護師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、など多職種が集まり、予防という視点から認知症対策を考えていきたいとの熱い思いで、日本認知症予防学会を2011年に設立され理事長に就任されました。この学会の認定資格として、認知症予防専門士、および、認知症専門臨床検査技師の二つを設定され、多くの方が資格取得を目指して頑張っておられます。さらに、今年9月25-27日に神戸で開催される第5回認知症予防学会学術集会の大会長を務められます。
 今回のご講演では、今までの認知症予防活動の成果と課題をお話しいただき、多職種が集う本学へのメッセージもいただける予定です。

 大学院生はもとより、学部学生や教職員の皆様、一般の方で関心のある方のご来聴をお待ちしております。

問合わせ:北口暢哉(0562-93-2657 nkitaguc@fujita-hu.ac.jp
演題「認知症予防の必要性と今後の展望」
演者鳥取大学 医学部 保健学科 教授/日本認知症予防学会 理事長
浦上 克哉 先生
日時平成27年9月4日(金)18:00~19:30
場所生涯教育研修センター1号館 8階 801講義室

ご講演要旨

 日本に認知症が462万人、認知症予備群が400万人という報告が厚生労働省からなされました。認知症予備群というのは軽度認知障害(MCI)のことで自然経過を見ていくと3年~5年で大多数が認知症移行していくハイリスクグループです。また国民に尋ねると「認知症になりたくない、予防したい」と思っておられる方がほとんどです。このような状況から認知症予防対策は急務です。
 私たちは今から11年前に鳥取県琴浦町で軽度の認知症やMCIを早期発見して、早期診断・早期治療に結びつける(第2次予防)、予防教室に参加して頂き認知症予防をする(第1次予防)という取り組みを開始しました。その成果として認知症予防に加えて介護保険の費用削減効果も得られました。
認知症予防にはエビデンスが不足しております。しかし、予防はエビデンスが出しにくい分野です。そこで日本認知症予防学会を立ち上げ、エビデンスの創出、予防活動の推進、人材の育成、地域連携を推進していくことを企図しました。