医療科学部医療検査学科 資格・就職・進学

国家資格データ

全国平均を大幅に上回る合格実績

本学科では国家試験への受験選抜は行っておりません。4年生全員が国家試験を受験します。
  臨床検査技師国家試験 臨床工学技士国家試験
受験者数 合格者数 合格率 全国平均 受験者数 合格者数 合格率 全国平均
2023年3月 106名 101名 95.3% 77.6% 24名 24名 100% 85.4%
2022年3月 144名 136名 94.4% 75.4% 48名 47名 97.9% 80.5%
2021年3月 124名 124名 100% 80.2% 46名 46名 100% 84.2%
2020年3月 113名 111名 98.2% 71.5% 53名 53名 100% 82.1%
2019年3月 104名 103名 99.0% 75.2% 58名 58名 100% 77.5%
2018年3月 96名 95名 99.0% 79.3% 45名 44名 97.8% 73.7%
2017年3月 91名 86名 94.5% 78.7% 45名 45名 100% 81.9%
2016年3月 105名 101名 96.2% 76.4% 50名 49名 98.0% 72.5%
2015年3月 95名 95名 100% 82.1% 47名 47名 100% 83.2%
2014年3月 99名 99名 100% 81.2% 41名 40名 97.6% 78.8%
2013年3月 92名 92名 100% 77.2% 40名 39名 97.5% 75.3%
2012年3月 95名 94名 98.9% 75.4% 34名 33名 97.1% 75.5%

※医療検査学科卒業生は2023年3月から。それ以前は旧 臨床検査学科・臨床工学科の実績です。
 旧 臨床検査学科・臨床工学科卒業生の進路・就職情報については下記ページを参照ください。

取得できる資格

臨床検査学プログラム

臨床検査技師国家試験受験資格

本学履修との関係 保健衛生学の課程を修めて卒業し、かつ所定の科目を修めた者。
職務内容 厚生労働大臣の免許を受けて臨床検査技師の名称を用いて、医師又は歯科医師の指導の下に微生物学的検査、血清学的検査、血液学的検査、病理学的検査、寄生虫学的検査、生化学的検査及び厚生労働省令で定める生理学的検査をおこなう。生理学的検査には、心電図、心音図、脳波、筋電図、基礎代謝、呼吸機能、超音波、磁気共鳴画像検査などがある。

第1種衛生管理者

本学履修との関係 労働衛生に関する科目を修め、本学科を卒業した者。(自己申請)
職務内容 事業所における衛生に関する事項を管理し、健康に異常のあるものの発見及び処理、労働環境衛生に関する調査、企業条件、施設等の衛生上の改善、衛生用具・救命用具の点検整備、衛生教育・健康相談その他労働者の健康維持に必要な事項、労働者の負傷、疾病による死亡、欠勤及び移動に関する統計の作成、衛生日誌等に関する事項をおこなう。(常時50 人以上の労働者を使用する事業所には、衛生管理者を置かなければならない。)

食品衛生監視員

本学履修との関係 所定の科目を修め、本学科を卒業した者。(任用資格)
職務内容 食品営業施設の臨検、食品、添加物、帳簿書類等の検査及び食品添加物等の収去試験、ならびに食品衛生に関する指導を主な職務とする公務員である。

食品衛生管理者

本学履修との関係 所定の科目を修め、本学科を卒業した者。(任用資格)
職務内容 乳製品や化学的合成品たる添加物の製造または加工の過程で特に衛生上の配慮を必要とする食品や添加物の製造、加工をおこなう施設において、関係する法令に違反しないよう従事者を監視する。

食品衛生責任者

本学履修との関係 食品衛生管理者の資格を有する者。
職務内容 食品関係の営業を営む場合は、所轄の保健所へ設置届を提出すれば、営業許可証が発行される。

環境衛生監視員

本学履修との関係 保健衛生学の課程を修めて卒業した者。(任用資格)
職務内容 興業場法、旅館業法、公衆浴場法、理容師法、美容師法、クリーニング法による営業法による営業上必要な衛生指導がなされているかどうか監視及び指導をおこなう公務員である。

健康食品管理士受験資格

本学履修との関係 指定の教育講座(健康食品総論等)を修めた者で、健康食品管理士認定協会が実施する認定試験に合格した者。
職務内容 消費者(病院においては患者)に対し健康食品等の適正利用とその被害から守ることに対し指導的役割を担う。
*任用資格 : 官公庁や事業所で勤務する場合、特定の業務につくために必要な資格であり、無試験で得られる資格

臨床工学プログラム

臨床工学技士国家試験受験資格

本学履修との関係 文部科学大臣の指定した学校において3年以上臨床工学技士になるために必要な学科を修めた者。
職務内容

厚生労働大臣の免許を受けて、臨床工学技士の名称を用いて、医師の指示のもと、人工呼吸器、人工透析装置、人工心肺装置、体外式ペースメーカー等の生命維持装置の操作及び保守点検をおこなう。


▼臨床工学技士免許を有した後、取得可能となるもの

臨床ME専門認定士

((社)日本生体医工学会、日本医療機器学会、 臨床ME専門認定士合同認定委員会の認定資格)
本学履修との関係 臨床工学技士等の免許を有し、第1種ME 技術実力検定試験に合格し、かつ、2年以上のME 機器・システムおよび関連設備の保守点検・安全管理の実務経験を有する者。
職務内容 ME 機器・システムについての専門的知識、能力を活用し、より専門性の高い機器の保守・安全管理をおこなって信頼性を高めるとともに、他の医療従事者に対する教育・指導をおこなう。

取得目標資格

第2種ME 技術実力検定 合格すれば第1種ME 技術実力検定試験の受験資格が得られる。医用生体工学に関する知識をもち、適切な指導のもとで、病院などの医療機関および医療機器メーカにおけるME 機器・システムの保守・安全管理をおこなう。
第1種ME 技術者 第1種ME 技術実力検定試験の合格者に与えられる呼称。病院などの医療機関および医療機器メーカにおける、ME 機器・システムのより専門性の高い保守・安全管理をおこなう。
※卒業後、一定の条件を満たすことで資格が得られます。

国家資格取得サポート体制

臨床検査学プログラム

本プログラム独自の“虎の巻”と手厚い指導で全員合格をめざします!

本プログラムでは、4年生全員が臨床検査技師国家試験を確実に合格するための様々な取り組みを行っています。
3年生の終わりと4年生の終わりには、国家試験対策のための『特別講義』を各試験科目の担当教員全員で行っています。

その知識を持続させるために3年生の終わりから4年生の国家試験受験直前までの間、国家試験と同様(マークシート形式、200問)の『模擬試験』を延べ10回実施しています。(このうち8回は教員により独自に問題を作成しています。)
また長年、臨床検査技師教育を行ってきた経験と実績を生かし、過去の臨床検査技師国家試験問題の解説をまとめた『臨床検査学入門』を刊行しています。4年生におこなう講義ではそれを最大限利用した上で教員が独自に作成した国家試験対策の資料を用意し、更に能力別に分けて個別指導するなど、国家試験100%合格を目指した万全のサポート体制です。

臨床工学プログラム

きめ細やかな対応で確実に力がつくようサポート

普段より学生一人ひとりにきめ細やかな教育と指導をおこなっています。教員数も多く、きめ細やかな指導が可能です。4年次の11月ころからは国家試験にむけて集中講義を実施。ここでも個別で指導をおこない、確実に力が身につくようサポートしています。教員である臨床医も国家試験対策を熱心におこないます。

具体的支援内容

1)模擬試験(実力確認)の実施 模擬試験は、Intellectual Training 試験で、一定時間内に5肢択一問題を解く(正解を得る)訓練です。すなわち、明確に国家試験で確実に正解肢を選択できる能力を養うことを目的とした試験です。
この試験期間は、学生が就職試験に臨む期間とちょうど重なります。就職試験のうち専門試験で問われる内容がこの模擬試験の内容でもあります。模擬試験にしっかりと向き合うことで、就職内定を良い成績で勝ち取ることに繋がります。この試験は、国家試験に必要な基礎知識をしっかりと身につけることを目的に実施しています。出題方法は国家試験と同じです。
2)教員手作りの参考書 過去の国家試験問題を解説した冊子です。これを基礎知識の学習に活用しています。
3)振り返り学習 模擬試験で誤った問題をファイル化し、学習到達度を客観的に確認しています。
4)国家試験対策講義 通常の講義の他に国家試験科目の講習をおこない、知識の「確認」、「抜け」、「思い込み」などのチェックをしています。
5)全国統一模擬試験による成果の確認 一般社団法人日本臨床工学技士教育施設協議会が実施する国家試験形式の全国一斉模擬試験を受験し、学習成果の確認をしています。
6)個別指導 成果がなかなか出ない学生には、面談を実施しています。

第2種ME技術実力検定試験

国家試験の助走にあたる「第2種ME技術実力検定試験」に向けた学習をおこなう学生(主に3年次での受験)に対して、国家試験と同じようなサポートを行っています。
検定試験に必要な知識が十分に身についているか、それを学生自身が客観的にわかるように、あるいは、わからない部分を理解するきっかけ作りのお手伝いをしています。
この学習サポートは、この検定試験を受験していない、あるいは、過去に受験したが合格していない学生を対象に実施しています。なお、すでに合格しているが復習として、あるいはティーチーングアシスタントとして参加を希望する学生を歓迎しています。

卒業後の進路

臨床検査学プログラム(2023年3月)

臨床工学プログラム(2023年3月)