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東口 髙志

視野を広げて医療の世界へ。

患者さんが一人の人間として「いきいきと生き、幸せに逝く」ことができるよう私たちは緩和ケアに尽力しています。質の高い医療を提供するのはもちろん、近年は栄養管理にも注目が集まっており、「栄養サポートチーム」(NST)の導入が全国で広がりを見せています。NSTは、患者さんの栄養状態の改善に努めることを目的に、多職種が協力して、安全で有効な栄養管理をおこなうための医療チームです。
私がアメリカでの経験をもとに独自に考案し、1998年に立ち上げました。適切な栄養管理によって、病気の治りが早まるうえ、院内感染も予防でき、何より患者さんが元気になる一方、医療を提供する側は、各科が協働・連携するため必然的にチーム医療となります。つまりNSTは、医療の基本となるシステムなのです。当初は未開の分野でしたが、着実に成果を上げて、2006年には、すべての診療科においてNSTによる栄養指導が保険診療として認められるまでになりました。これは私のさまざまな活動の中でも非常に大きな成果だと自負しています。次は、緩和ケアを学問として構築することに貢献していきたいと考えています。高齢化が進む中、身体・心の痛みをケアして生活支援をおこなう緩和医療はもちろん、食べて治す、食べて癒す、いわゆる「食力」(しょくりき)にも着目していかなければならないと私は考えています。次の世代を担う医師は、そうした広い視野で学ぶことがより求められます。少しでも興味があるなら、教えたいことや伝えたいことがたくさんあります。ぜひ本学で学び、医療の世界に羽ばたいてください。

東口 髙志 Profile

緩和医療学、代謝・栄養学、外科学を専門とし、2003年には日本初となる緩和医療学講座の教授に就任。独自に創設した全科型栄養サポートチーム(NST)の理論や方法は海外からも大きな注目を集める。