平成17年度市民公開シンポジウムの開催について
テ−マ:「病院における放射線の被ばくを考える*患者さんの受ける線量とは*」
主 催:日本放射線技術学会(日本放射線技術学会中部部会)
医療放射線防護連絡協議会
後援:福井県,福井市,福井県医師会,福井県歯科医師会,福井県看護協会,
福井県放射線技師会,福井市医師会,福井新聞社 ほか(後援依頼中)
開催の主旨
放射線診療は,いまや医療分野では不可欠なものになっています.しかし,放射線について一般市民の方々は残念ながら正しく理解されていないのが現状です.特に放射線被ばくに対する不安や疑問を抱いている方を多く見受けます.日本国民は,広島・長崎の原子爆弾や原子力発電所事故のイメージで「放射線=危険」という先入観を持っている方が多い上に,放射線治療に伴う事故や,X線診断を受ける患者さんの被ばくによってのがん増加などが,最近多くのマスメディアで報道されており,更なる不安と誤解を招いています.医療における被ばくは特に患者さんの便益が放射線によるリスク(損失)を上回る事を大前提に考え行われている行為です.
患者さんひとりひとりが医療における被ばくを理解して,安心して放射線診療を受けて頂くため,14回目を迎える今回は「病院における放射線の被ばくを考える」をテ−マに,
「患者さんの受ける線量とは」について、医療関係者と患者さんが同じ目線でディスカションできる市民公開シンポジウムを開催いたします.
記
日時: 平成17年11月26日(土) 13:00〜16:30
会場: フェニックスプラザ
〒910-0018 福井市田原1-13-6(TEL:0776-20-5060)
参加費: 無料
内容:
司会:加藤英幸(千葉大学医学部附属病院),大野和子(愛知医科大学)
第1部
基調講演1 「医療の放射線利用に伴う患者さんの被ばく」
古賀佑彦 (藤田保健衛生大学)
基調講演2 「放射線診療は患者さんになぜ必要か」
伊藤春海 (福井大学医学部放射線科)
第2部 パネルディスカッション ―患者さんの受ける線量とは―
・人が放射線を被ばくすることとは 佐久間洋一(核融合科学研究所)
・診療放射線技師の立場から 西出裕子 (福井県立病院)
・患者さんの立場から 家出俊博 (福井市在住)
第3部 質問と討論本件に関する担当:加藤英幸(katohide@ho.chiba-u.ac.jp)
千葉大学医学部附属病院 放射線部
〒260-8677 千葉市中央区亥鼻1-8-1
TEL:043-226-2335 FAX:043-226-2338