今年はキュリ−夫妻がラジウムを発見してから100年という記念の年にあたります。このラジウム発見により、今日の放射線治療があると言っても過言でありません。今回は、キュリ−夫妻によるラジウム発見100周年を記念して、2題の記念講演と21世紀に向けた放射線治療の利用と防護を主題とする記念シンポジウムを行いますので、奮ってご参加下さい。
主 催:医療放射線防護連絡協議会
◆高橋信次記念講演
1)記念講演1 「ラジウム発見と医療」
講演者: 尾内 能夫 (癌研究会)
座 長: 橋本 省三 (北里研究所)
2)記念講演2 「我が国の原体照射法の現状と将来」
講演者: 森田 皓三 (愛知県がんセンタ−病院)
座 長: 大川 智彦 (東京女子医大)
◆ 記念シンポジウム
「21世紀における放射線治療の利用と防護」
ラジウム発見100周年を迎えて、今後の21世紀に向けた放射線治療分野で、活躍する若手代表をシンポジストに、今回は、21世紀の時代における放射線治療の有効利用とその防護を検討します。
座 長:山下 孝 (癌研究会付属病院)
:河内 清光 (放射線医学総合研究所)
1)我が国における放射線治療の問題と展望:
鈴木 良彦(国立高崎病院)
2)小線源治療において:
廣川 裕 (広島大学医学部)
3)加速器治療において−陽子線治療を中心に−:
奥村 敏之(筑波大学)
4)治療技術において−3D治療計画を中心に−:
内山 幸男(愛知県がんセンタ−)
5)放射線治療装置において−QC・QAを中心に−:
都丸 禎三(千代田テクノル)
6)放射線防護において:
泉 隆(九州大学)
7)放射線治療の今後の課題:
永田 靖 (京都大学医学部)
総合討論
指定発言者、参加者を加え、シンポジストとの総合討論を行う。